きものを着るというだけでも、スペシャル感があって楽しい気持ちになるというのが、多くの女性の声。着ている自分の気持ちも上がるし、周囲の人からも「素敵！」「場の空気が華やぐ」と言ってもらえるのですから、やはりきものは特別です。

　ハレの日、特別な一日の装いにふさわしい“きもの”ですが、であればなおさらのこと、完璧に満足できるきもの姿でありたいと願うのは当然のことでしょう。それにはプロの力を借りるのが一番というわけで、この夏、新しく誕生したNAGANUMA bldg．で、特別な一日のためのきものトータルプロデュースを体験してきました。


　さて、特別な一日をきもの姿でと考えたときの最初テーマが、「何を着るか」。「シチュエーションに合うものを持っていなくて」とか「この前の集いでもこれだったし…」となどと迷うこともしばしばです。また「いつもとは違うものも着てみたい」という冒険心がむくむく湧いてくることもあるかもしれません。

　そんなときにはやっぱりレンタルきもの。NAGANUMA bldg．には、きものの貸し出しだけでなく、何を着たらいいかのコンサルティング、着付、ヘアメイクまでを総合的にコーディネイトしてくれる「長沼静きものひととき」があるのです。

　最初のステップはコンサルティング。きもののプロに、どのようなきものを着たらいいかを相談します。その日はどのように特別なのか、TPOはもちろん、体型や肌色などから、自分にピッタリと合う一枚を選んでもらえます。

　用意されているきものの豊富さのみならず、特別中の特別な一日でも対応できるスペシャルなきものがあるのも、「長沼静きものひととき」の魅力の一つ。それらを実際に身体に当ててみながら、プロがシチュエーションに合った、そして着る人に一番似合う一枚を選んでくれます。


　ヘアメイクは、やはりきものを知り尽くした「atrium（アトリウム）」のスタイリストが、トータルにビューティプロデュースを手がけてくれます。きもの選びのときと同様、TPOや着るきもの、そしてどの程度の華やかさを希望しているのかなど、じっくりとカウンセリングしてからヘアメイクを決定します。

　きもの姿に馴染み、かつ盛り立てるヘアメイクは、さすが、きものに特化したスタイリストならでは。モットーは「派手にし過ぎず、品のよさで際立たせること」。やはりきもの姿には品がなければいけません。

　なお、ブライダルの場合は、atriumのスタイリストとは別にブライダル専門のヘアメイク担当が、新郎新婦だけでなく列席者も含め、結婚式全体のフォローアップをしてくれるのもうれしいシステムです。

　着付は「長沼静きもの学院」が誇るプロ中のプロが手掛けてくれます。きもののタイプに合わせるのはもちろん、着ていく場所、どれくらいの時間、着ることになるのかなども鑑みて、美しく、かつ着心地のよいきもの姿に仕上げてくれます。さらに、着付けてもらいながら、着付のコツや着崩れを直すコツも教えてもらえます。これはうれしいおまけです。

　せっかく素敵なきもの姿ができ上がったのですから、スナップ写真に残すだけではもったいない――ということで、NAGANUMA bldg．には写真スタジオも用意されました。でき立てほやほやのきれいな晴れ姿をプロのカメラマンがパチリ。これは予想以上に気分が上がります。ぜひお試しください。