特別な一日に美しいきもの姿でいるには、本当は日頃からきものに慣れておくのがいい方法です。着付が自分でできるようになれば、きものがより身近なものになりますし、プロに着付けてもらうにしても、着付を知っていると知らないとでは大違いです。

　それに、自分できものが着られるようになると、これまで気づかなかった和の心の奥深さが次第にわかってくる――とは、着付を習ったことのある人たちの共通の言葉。NAGANUMA bldg．3階にある「長沼静きもの学院」渋谷校では、美しいきもの姿のための着付はもちろん、そもそもの成り立ちや、きものを着たときの美しい立ち居振る舞いなども教わることができるのです。

　たとえば、美しい染帯。その藍色を匠がどのように育み、染め上げていったのかを知っていると、より大切に着たいと思うものですし、そういった逸品を着ている自分を、「日本人でよかった」と誇らしく思えるのではないでしょうか。

　立ち居振る舞いについても同様。手を動かすときは肘から下だけ、腕は大きく動かさないよう意識すると、着崩れしにくくなるそうですが、そのように意識した所作はとても美しいものです。きものの着方を覚えるだけで、日本人であることの喜びを知ることができるなんて、とても素敵だと思われませんか。

　「長沼静きもの学院」には、手ぶらで参加できるゆかた撫子コースもあり、気軽にきもの体験をしてみることができます。また和の心、きものの世界をより深く知りたい人は、「くみひも」にチャレンジするのもおすすめです。じっくりと和の世界に向き合う時間は、自分を見つめ直す時間にもなることでしょう。


　NAGANUMA bldg．には総合ビューティサロン「NAGANUMA BEAUTY COLLECTION」もオープン。ブライダルエステなど、特別な一日に向けたプログラムはもちろんですが、せっかく手に入れた美しさをそこで手放すのではもったいない話です。

　「花嫁衣裳のフィッティングでご自身の体や肌を見て、あ、このままでは、と思われ、ブライダルエステのご依頼にいらっしゃる方が多いですね。花嫁さんは主役ですから多くの方に見られます。それを意識して入念にご自分の花嫁姿をチェックしてみると、うなじが、デコルテが、背中が…と、普段は見過ごしがちな箇所に目が行くからではないでしょうか」

　たくさんの花嫁の特別な一日を支えてきたサロンのアーティストは続けます。「数回の施術で皆さん、美しさに磨きがかかってその日を迎えられます。でも、せっかくそのように自分の姿を360度意識され、磨かれたのですから、その後もそれをキープされるようにおつきあいできたらと思っています」。

　さて、特別な一日のクライマックス、結婚式をより楽しんでほしいというのが、「LOVE WEDDING by DRESS HOLIC」。さまざまなウエディングドレスを中心に、列席者にぴったりなドレス、また、新生活にちなんだ楽しいグッズもたくさん展示されています。結婚式当日だけでなく、また、花嫁花婿だけでなく、結婚準備期間から二人を祝福する人たち皆で楽しもう、ウエディングをもっと身近なものに、とのコンセプトで見るだけでも気分が盛り上がるショップになっています。

　地上4階、地下1階、建物の上から下まで、ハレの日を楽しむためのすべてがつまったNAGANUMA bldg．、一度立ち寄ってみませんか。