
【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。
「浄土のように美しい」と言われる浄土が浜(陸中海岸国立公園内)。 |
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![]() 左:あわびやカニなど、海の幸の美味さを味わいつくしたあとは、大きな湯船で手足を伸ばして。 |
浄土ヶ浜パークホテル
片側は美しい浄土ヶ浜の海に、もう片側は情緒豊かな松林に面した浄土ヶ浜パークホテル。春はカタクリや山つつじ、夏はハマギクやスカシユリ、秋はなでしこなどなど、四季それぞれに美しい景色が楽しめるが、冬の雪景色はまた一段とすばらしい。眼下に海を臨む露天風呂からは、雄大な海からの日の出が楽しめる。本州最東端の露天風呂といっていいだろう。もちろん三陸の海の幸をふんだんに使った料理も、このホテルの自慢。三陸の魅力を五感すべてで満喫したい。
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山海里
道の駅の中にある食堂。「こんなところにこんなにおいしいものが!」と驚くばかり。中でもおすすめは短角牛のハンバーグ。岩手が誇る名牛・短角牛の特徴は脂肪分少なめでたんぱく質が多いこと。柔らかくてヘルシー、味わい深くて食べやすいと、健康を気にする女性や年配の方にも人気が高い。ナイフを入れるとじわっと流れ出す肉汁、秘伝のハンバーグソースをたっぷり絡めれば、口いっぱいに広がる美味さ。これぞ大人のハンバーグだ。
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![]() 付け合せの野菜もすべて地元産。三陸の味覚は海も山も奥が深い。
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![]() 地球の歴史を現代の我々に見せてくれる琥珀には、神秘的な魅力がある。 |
久慈琥珀博物館
自然科学と人文科学の観点から、「神秘のタイムカプセル」「人と琥珀」の二大テーマに分けて、琥珀の魅力を紹介する国内唯一の琥珀専門博物館。琥珀の色彩には実は青や緑、黒、赤、白など250色もあること、同じ容積の石に比べ非常に軽いことなど、知っているようで知らない琥珀に関する知識を、見て・触って学べるようになっている。世界最大の琥珀製モザイク画など、各国の琥珀を使った芸術品の展示は必見。精緻な細工がすばらしい。
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地下水族科学館 もぐらんぴあ
石油備蓄基地の作業用トンネルを使った、全国でも始めての地下利用施設「もぐらんぴあ」。その中にある地下水族科学館には、久慈の海を泳ぐ魚はもちろん、遠い南の海を泳ぐ美しい熱帯魚、日光の届かない深海で身体を光らせるように進化した深海魚、愛らしい姿が人気のくらげやクリオネなど、さまざまな海の生き物が展示されている。海の中を歩くようなトンネル水槽や、熱帯魚に直接エサをあげられるふれあい水槽など、展示方法もユニークだ。
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![]() 普段は気にしたことがない? 魚の裏側までじっくり見られるトンネル水槽。 |
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![]() 川底の小石やカニの卵がきらきらと輝く様を模した「ぶすのこぶ」。 |
沢菊
「ぶすのこぶ」という名前に思わず「え!何!?」。昔々、久慈渓流にとても美しい瀬音の聞こえるくぼ地があり、そこに「ブシ」と呼ばれるアイヌの一族がいた。「ぶす」は「ブシ」、「こぶ」は「くぼ(地)」のことだそうだ。一昼夜密に漬けた小豆をじっくりと練り上げ、バターしぐれ種をまぶし高温でさっくりと焼き上げたこだわりの一品は、地元の人もおやつに・気軽なお使い物にとよく買う銘菓。ちなみに沢菊では「桃べっぴん」なる銘菓も人気。
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歌舞伎と旅
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第四十二回 秀山祭九月大歌舞伎 山川静夫さんの鑑賞ガイド付き観劇イベントレポート
JR東日本「大人の休日倶楽部」会員様限定の観劇イベントが新橋演舞場にて開催されました。観劇前には、元NHKアナウンサーで歌舞伎愛好家として知られる山川静夫さんの鑑賞ガイドが行われましたが、ユーモアいっぱいの充実した内容で大好評でした。
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第四十一回 日光の清き流れが作る”伝統の味” ~天然氷の美味しさを知る旅
泡のない美しい天然氷には、清冽な水の甘さが凝縮されており、お酒によし、かき氷によし。平成の今も、伝統的な手法を守り伝える人々の熱意を受けて、氷はきらきらと輝く。
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第四十回 芸術家の魂を揺さぶる冬の日光へ ~東照宮から現代建築まで
"職人魂"はこの地に根を下ろし、日光彫などの工芸品として残っただけでなく、現代の職人にも受け継がれている。
バックナンバー
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第三十九回 新橋演舞場 初春花形歌舞伎 観劇イベントレポート
去る1月23日、JR東日本「大人の休日倶楽部」会員様限定の観劇イベントが新橋演舞場にて開催されました。
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第三十八回 日本茶の北限を訪ねて ~黒塀の小道を歩く村上の旅
古くから伝わる美しいもの、美味しいものが、今も大切にされている。そんな村上の街を訪ねてみたい。
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第三十七回 自然の恵みを暮らしに生かす先人の知恵を学びに村上へ
心の頑張りで身体の不調をやり過ごす日々を少し離れ、村上の山に分け入ってみよう。今、自分に何が必要なのか、五感を通して身体の声が聞こえてくるはずだ。
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第三十六回 たゆたう水面に映る江戸の面影 ~運河の町・千葉佐原を訪ねる
運河の町・佐原は水に恵まれた立地から、江戸と東北を結ぶ物資輸送の中継地として栄えた町。往時の隆盛をしのばせる街並みが残るこの町は、しっとりとした着物姿がよく似合う。
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第三十五回 歌舞伎座さよなら公演 九月大歌舞伎観劇イベントレポート
秋の風が心地よい9月4日、JR東日本「大人の休日倶楽部」会員様限定の観劇イベントが歌舞伎座にて開催されました。
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第三十四回 さわやかな風を感じる房総の旅 ~日本三大うちわの里を訪ねる~
歌舞伎コラムはご存知『南総里見八犬伝』のお話です。『八犬伝』に縁深い南房総。館山市では10月18日に南総里見祭りも開かれます。
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第三十三回 五能線でいく絶景の旅2 世界遺産「白神山地」をぐるりと巡る
歌舞伎コラムは「『菊畑』と坂上田村麻呂を結ぶ"虎の巻"」のお話です。
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第三十二回 五能線でいく絶景の旅 海風に吹かれて走る列車「リゾートしらかみ」
歌舞伎コラムでは、能代凧やねぶた祭りにも縁ある坂上田村麻呂伝説をご紹介しています。
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第三十一回 歴史と文化を色濃く映す諏訪大社から岡谷の町、「諏訪の浮城」高島城へ
それぞれの時代の職人たちが、最高の美を極めようと魂込めた建物から、諏訪の文化を読み取っていきたい。
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第三十回 近代日本の製糸業を支えた街・信濃の今を巡る旅
値段ではなく品質の高さで勝負する、昔ながらの信濃の生糸は、確かにこの街で作り続けられている。近代日本の製糸業を支えた信濃。
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第二十九回 歌舞伎講座 ~歌舞伎座の歩みに想いを馳せて~ イベントレポート
春の柔らかな日差しに包まれた3月30日、JR東日本「大人の休日倶楽部」会員様限定の歌舞伎講座が開催されました。
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第二十八回 さくら色の春を求めて ~河津桜と雛のつるし飾りを訪ねる旅
まだ浅い春の日に照らされて、優しく微笑むお雛様。赤い毛氈、ぼんぼり...桜色の景色を探しに、少し早めの春を訪ねて、今月は伊豆を旅してみよう。
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第二十七回 温もりに人、集う ~こたつ列車で三陸をめぐる旅へ
まるで子どもの頃に帰ったような懐かしい気持ちで、ぬくもりを味わう冬ならではの旅。車窓から見える三陸の美しい雪景色も、いっそう美しく見える
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第二十六回 中村富十郎トークイベントレポート 〜歌舞伎と旅の一期一会
中村富十郎さんをお迎えして「大人の休日倶楽部」会員様限定のトークイベントを開催しました。歌舞伎にまつわる芸談はもちろん、豊富な話題で、大変楽しい会となりました。
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第二十五回 北前船が運んだ文化を巡る佐渡の旅
時代時代にさまざまな人・物の往来がある。そうした背景が島に独自の生活スタイルを生み出し、豊かな文化を育んだことに、もっと注目すべきだろう。
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第二十四回 民衆の心と身体を癒してきた山の恵み 鳴子温泉を訪ねる
飯坂温泉、秋保温泉とともに、奥州三名湯に数えられる鳴子温泉。長らく湯治場として栄え、今も昔も老若男女が心身の癒しを求めてこの地を訪れる。
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第二十三回 昭和の町、青梅へ思い出を訪ねる旅
わくわくして封切を待ったなつかしの映画絵看板や、今は姿を消した懐かしい雑貨など、昭和の香りを湛えた思い出深いもの達が、迎えてくれる町。
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第二十二回 温故知新の町並みを訪ねて、栗の町・小布施へ
都市部に劣らぬ豊かな文化と、豊かな自然が息づく小布施の町。古いものに学びつつ、新しい発想で町を育てていく姿勢も、この町の伝統なのかもしれない。
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第二十一回 風雅に遊び、神秘を尊ぶ千年の都~ 悠久の時に抱かれる、京都の旅
長い歴史を今に伝える街・京都。政治の中心としては外れたものの、文化の発信地としての地位は不動のものとして、現代にまで受け継がれている。
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第二十回 豪快無双のねぶた祭りを訪ねる
後に残さず、今このときとばかりに燃え盛るそのエネルギーこそが、ねぶたを力強く輝かせる光なのかもしれない。
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第十九回 寿ぎを彩る華やかな形、加賀水引を訪ねる旅
縁起を担いで縁結びや子孫繁栄を願う気持ちに、時代の変化はない。そうした願いを形に表わした加賀水引の美しさも、加賀の美意識から生まれたものに違いない。
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第十八回 日本一の朝を迎える旅 八ヶ岳を訪ねて
風光明媚な土地、さわやかな気候、ゆったりと流れる時間に魅かれる都会の人々。彼らを惹きつける山梨の魅力を、八ヶ岳にスポットを当てて紹介していこう。
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第十七回 歌舞伎を学ぶあなたを応援します 〜歌舞伎基礎セミナー〜 イベントレポート
「大人の休日倶楽部」の協賛を得て「歌舞伎基礎セミナー」が開催されました。解説やエピソードをクイズと写真で展開し、楽しくためになる2時間でした。
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第十六回 寒さに鍛えられ生まれる紙 深山和紙のいまを訪ねる
地道で手のかかる作業をいとわずに続ける人の、「歴史を継ぐ」という真摯な姿。1000年もつといわれる和紙の力強さは、寒さに鍛えられて生まれてくる。
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第十五回 「信州の鎌倉」と呼ばれた上田を歩く
着物姿の似合う街並みと、ここで三百年以上前から織続けられてきた上田紬の魅力を、あわせて紹介していきたい。
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第十三回 伝統と改革を融合させた伊達政宗 その想いを受け継ぐ街・仙台を訪ねる
物流、文化などが集まる仙台には、その豊かさから起こった良いことも悪いこともあったようだ。清濁併せ呑む仙台の奥深さを訪ねてみよう。
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第十二回 究極の草木染・紫根染の里、盛岡を訪ねる
日本再発見、和ブーム到来が盛んに言われる今、日本各地で土地の伝統工芸を見直す機運も高まっている。
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第十一回 手仕事のぬくもり 会津伝統工芸のいまを訪ねる
「伝統は残すものではなく、受け継ぎ送り出すもの」と語ったある職人の言葉に、会津人の力強さとしなやかさが表れている。
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第十回 加賀友禅の技巧に触れる 古都・金沢の旅
日本の美を極める伝統工芸の技、四季折々の海の幸山の幸、文人粋人をはぐくむ気質など、金沢の豊かさを物語るものはさまざまある。
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第九回 生きた芝居小屋 康楽館を訪ねる
いまも常設公演のある生きた芝居小屋、明治の香り漂う康楽館の素顔に触れるため秋田県小坂町を訪れた。
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第八回 檜枝岐歌舞伎を体感する旅
各地に伝わる地芝居の中でも抜群の知名度と人気を誇る檜枝岐歌舞伎。
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第七回 紅花染に出会う旅 城下町・米沢を訪ねる
質実剛健を旨として労働の尊さを説き、また自ら実践した上杉鷹山の魂は、今もこの地方の人々の中にしっかりと受け継がれている。
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第六回 伝統と革新の職人技 桐生織のふる里を訪ねる
現在は帯地や着物、そして洋服地まで幅広く生産する桐生。変化をおそれず、常に新しい発想を取り入れてきた織物の歴史を訪ねる。
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第五回 雪が育む伝統織物 塩沢織のふる里を旅する
冬の手仕事として、作り続けられてきた越後の織物『塩沢織』は、その独特の風合いで全国の着物ファンを魅了しています。
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第三回 黒森歌舞伎を今に受け継ぐ酒田を訪ねる
黒森歌舞伎を今に受け継ぎ、地域色豊かな文化を形成する酒田を訪れた。
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第二回 義経ゆかりの地、平泉を訪ねる
義経は数々の歌舞伎作品に登場する。歌舞伎をキーワードにめぐる東日本の旅、第2回は舞台上で今も生き続ける義経が、悲運の生を遂げた平泉を訪れた。
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第一回 「白浪五人男」を巡る旅
黙阿弥の代表作の一つ「白浪五人男」。この物語に登場する場所をたどりながら、鎌倉の旅に出ることにしよう。






