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猿若祭二月大歌舞伎

十八世中村勘三郎十三回忌追善

猿若祭二月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2024年2月2日(金)~26日(月)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時30分~
【休演】13日(火)、20日(火)
【貸切】※幕見席は営業
昼の部:9日(金)

※下記日程は学校団体様がいらっしゃいます
昼の部:6日(火)、7日(水)、15日(木)

劇場:歌舞伎座

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料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

※1階桟敷席でのお茶のサービスはございません

※幕見席の購入方法についてはこちら
※幕見席の料金およびオンライン販売はこちら

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上演時間

  • 新版歌祭文
    野崎村

  • 幕間 35分
  • 釣女

  • 幕間 20分
  • 籠釣瓶花街酔醒

  • 猿若江戸の初櫓

  • 幕間 20分
  • 義経千本桜
    すし屋

  • 幕間 35分
  • 連獅子

※2月6日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

演目と配役

昼の部

一、新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)

野崎村

久作娘お光
丁稚久松
油屋娘お染
百姓久作
後家お常


七之助
児太郎
彌十郎

河竹黙阿弥 作

二、釣女(つりおんな)
太郎冠者
大名某
上臈
醜女

萬太郎


三世河竹新七 作

三、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
序幕
大詰
吉原仲之町見染の場より
立花屋二階の場まで
佐野次郎左衛門
兵庫屋八ツ橋
兵庫屋九重
下男治六
兵庫屋七越
兵庫屋初菊
遣手お辰
女中お咲
若い者与助
絹商人丈助
絹商人丹兵衛
釣鐘権八
立花屋女房おきつ
立花屋長兵衛
繁山栄之丞
勘九郎
七之助
児太郎
橋之助
芝のぶ

歌女之丞

吉之丞

片岡亀蔵



仁左衛門

夜の部

田中青滋 作

一、猿若江戸の初櫓(さるわかえどのはつやぐら)
猿若
出雲の阿国
奉行板倉勝重
若衆方花の丞
同  雪の丞
同  月の丞
同  虹の助
同  星次郎
同   霧弥
福富屋万兵衛
福富屋女房ふく
勘太郎
七之助

坂東亀蔵
萬太郎
種之助
児太郎
橋之助



二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

すし屋

いがみの権太
弥助実は三位中将維盛
お里
若葉の内侍
弥左衛門女房お米
梶原平三景時
鮓屋弥左衛門





又五郎

河竹黙阿弥 作

三、連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精
狂言師左近後に仔獅子の精
法華の僧蓮念
浄土の僧遍念

勘九郎
長三郎
橋之助


みどころ

昼の部

一、新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)
切ない女心を描く世話物の名作

 野崎村の百姓久作の家では、娘お光と養子の久松との祝言を控え、うれしさを隠しきれないお光が婚礼の準備に勤しみます。そこへ訪ねてきたのは、久松が奉公する油屋の娘お染。実はかねてより久松とお染は恋仲で、一緒になれないのならば心中しようと誓い合うのでした。そんな二人の覚悟を知ったお光はある決心をして…。
 のどかな田舎を舞台に、娘の切ない恋模様を描いた世話物の名作。純朴なお光の揺れ動く女心と、久松とお染の覚悟、見守る親の愛情など、幕切れまで情感あふれるひと幕をご覧ください。

二、釣女(つりおんな)
縁結びのお参りで釣り上げたのは…

 縁結びの神と名高い西宮の戎神社へ、妻を得たいと願う大名が太郎冠者を供に参詣します。夢のお告げに従い、大名が釣竿をさげると、世にも美しい上﨟を釣り上げます。そこで自分も美しい妻を得たいと、太郎冠者も釣竿をさげますが…。
 狂言の「釣針」から題材をとった松羽目物。困惑する太郎冠者を慕う醜女の愛らしさがおかしみとともに表現された、ユーモアあふれる舞踊劇をお楽しみください。

三、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
美しき花魁にすべてを捧げた男

 下野国佐野の絹商人の次郎左衛門は、下男の治六と一緒に桜が咲き誇る吉原仲之町へとやってきます。ところが、ほんのお江戸土産の見物のつもりが、絢爛豪華な兵庫屋八ツ橋の花魁道中に出くわすと、そのあまりの美しさに魂を奪われてしまいます。人柄も気前も良い次郎左衛門は、江戸に来るたびに八ツ橋のもとへと通い、遂には身請け話も出始めます。しかし、八ツ橋には繁山栄之丞という情夫がいて…。ある日、次郎左衛門は八ツ橋から突然、満座の前で愛想尽かしをされたので、打ちひしがれて国許へ帰ります。そして数カ月が過ぎ、再び吉原に現れた次郎左衛門は…。
 江戸時代中期、享保年間に吉原で実際に起きた衝撃的な事件を劇化した人気作。十八世勘三郎が襲名披露狂言でも演じた世話物の傑作で、あばた顔で田舎者の次郎左衛門と美しき花魁の八ツ橋、情夫の栄之丞をはじめ、華やかな吉原を舞台に繰り広げられる人間模様にご期待ください。

夜の部

一、猿若江戸の初櫓(さるわかえどのはつやぐら)
中村屋ゆかりの晴れやかな舞踊劇

 京で評判の歌舞伎踊りを見せる、猿若と出雲の阿国の一行。江戸へ向かう道中で、将軍への献上品が運べずに困っている材木問屋の福富屋夫婦を助けると、それを見ていた奉行の板倉からうれしい知らせを受け…。
 江戸で初めて幕府の許可を得て櫓をあげた、初世勘三郎の猿若座(後の中村座)。江戸歌舞伎の源流となった猿若と、出雲の阿国がそろって登場する、めでたいひと幕です。猿若祭にふさわしく、江戸歌舞伎の発祥を華やかに描いた中村屋ゆかりの舞踊劇をお楽しみください。

二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
親子の情と一家の哀切を描く、濃密な人間ドラマ

 すし屋を営む弥左衛門は、平維盛を奉公人の弥助として匿っています。素行の悪さから家を勘当された、ならず息子の権太はその事実を知ると、褒美の金欲しさに父の弥左衛門を裏切り、詮議に来た鎌倉方の梶原景時に維盛の首とその妻子を突き出します。息子の愚かな所業に対し、怒りに震えた弥左衛門は権太を刺すと、権太の口からは意外な真相が明かされ…。
 「歌舞伎三大名作」の一つである『義経千本桜』の三段目。源平の戦いを背景に、無頼漢ながら愛嬌を併せもついがみの権太が抱える葛藤、親子の情、世事に翻弄される庶民の哀切がにじみ、胸に響く名場面です。濃密な人間ドラマを描いた義太夫狂言の名作をご堪能ください。

三、連獅子(れんじし)
大切に受け継がれてきた舞踊の大作

 文殊菩薩が住む、霊地清涼山。その麓の石橋に、狂言師の右近と左近が手獅子を携えて現れます。石橋の由来や、文殊菩薩の使いである霊獣の獅子は仔獅子を谷底へ蹴落とし、自力で這い上がってきた子だけを育てるという故事を踊って見せます。やがて満開の牡丹の花に戯れ遊ぶと、親獅子の精と仔獅子の精が現れ…。
 能の「石橋」をもとにした長唄の人気舞踊。前半は、厳しくも温かい親獅子の情愛や谷を這い上がる仔獅子の懸命さ、そして試練を乗り越えた喜びを分かち合う様子が描かれます。後半では、獅子の親子の勇壮な毛振りを披露します。中村屋が大切に演じてきた舞踊の名作にご期待ください。

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