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歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」特別ポスター、告知動画公開
2024年2月2日(金)に開幕した、歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」の特別ポスターと告知動画が公開されました。
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2月の歌舞伎座では、十八世中村勘三郎十三回忌追善興行として「猿若祭二月大歌舞伎」を開催。時代物から世話物、新歌舞伎に新作歌舞伎、舞踊に至るまで幅広い作品で当り役をもち、多くの人々を魅了し続けた十八世中村勘三郎を、所縁の出演者と演目で偲びます。
昼の部では、勘三郎が襲名披露をはじめ数々の名演をみせた当り役の『籠釣瓶花街酔醒』佐野次郎左衛門を勘三郎の長男・勘九郎、女方の大役である兵庫屋八ツ橋を次男・七之助がそれぞれ初役で勤め、世話物の名作『新版歌祭文』「野崎村」では勘三郎の部屋子である中村鶴松が初役で久作娘お光を勤めます。
夜の部では、初代勘三郎が江戸で芝居小屋建立を幕府に認められるまでを描いた中村屋所縁の晴れやかな舞踊劇『猿若江戸の初櫓』の猿若を勘三郎の孫で、勘九郎の長男・勘太郎が初役で、十七世勘三郎と十八世勘三郎の伝説的な競演以来、中村屋を語るうえで欠かすことのできない舞踊の大曲『連獅子』では勘九郎が狂言師右近後に親獅子の精、そして勘九郎の次男・長三郎が初めて狂言師左近後に仔獅子の精に挑みます。
このたび公開されたのは、十八世勘三郎の襲名や、勘九郎、七之助の写真集を手がけるなど中村屋とも縁の深い篠山紀信の撮影による、『新版歌祭文』「野崎村」、『籠釣瓶花街酔醒』、『猿若江戸の初櫓』、『連獅子』の特別ポスター。昨年12月17日(日)・21日(木)の2日間にわたり撮影されたそれぞれの写真には、美しさや気迫あふれる一瞬の魅力が凝縮されています。合わせてスチール撮影の様子を収めた告知映像も公開中。十八世勘三郎の思いを受け継ぐ、所縁の出演者たちによる熱い舞台を、ぜひ劇場でご覧ください。
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これらの特別ポスターは、歌舞伎座のほかに掲出されます。歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」は、26日(月)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。