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團菊祭五月大歌舞伎

團菊祭五月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2024年5月2日(木)~26日(日)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時30分~
【休演】8日(水)、16日(木)

※下記日程は学校団体様がいらっしゃいます
昼の部:9日(木)、10日(金)

劇場:歌舞伎座

料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

※1階桟敷席でのお茶のサービスはございません

※幕見席の購入方法についてはこちら
※幕見席の料金およびオンライン販売はこちら

上演時間

  • 鴛鴦襖恋睦
    おしどり

  • 幕間 35分
  • 四世市川左團次一年祭追善狂言
    歌舞伎十八番の内 毛抜

  • 幕間 25分
  • 極付幡随長兵衛

  • 伽羅先代萩
    御殿・床下

  • 幕間 35分
  • 四千両小判梅葉

※5月10日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

演目と配役

昼の部

一、鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)

おしどり

河津三郎/雄鴛鴦の精
遊女喜瀬川/雌鴛鴦の精
股野五郎

尾上右近
萬太郎

四世市川左團次一年祭追善狂言

二、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
粂寺弾正
腰元巻絹
小野春風
小原万兵衛
八剣数馬
秦秀太郎
錦の前
乳人若菜
秦民部
八剣玄蕃
小野春道

後見
男女蔵

鴈治郎




萬次郎
権十郎
又五郎
菊五郎

團十郎

河竹黙阿弥 作

三、極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)

「公平法問諍」

幡随院長兵衛
水野十郎左衛門
女房お時
極楽十三
雷重五郎
神田弥吉
小仏小平
閻魔大助
笠森団六
加茂次郎義綱
下女およし
御台柏の前
坂田金左衛門
伊予守頼義
坂田公平
渡辺綱九郎
出尻清兵衛
唐犬権兵衛
近藤登之助
團十郎
菊之助
児太郎

尾上右近


鷹之資

玉太郎

歌女之丞
九團次



男女蔵
右團次
錦之助

夜の部

一、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)

御殿

床下

〈御殿〉







〈床下〉

乳人政岡
栄御前
一子千松
鶴千代
沖の井
八汐


仁木弾正
荒獅子男之助

菊之助
雀右衛門
丑之助
種太郎




團十郎
右團次

河竹黙阿弥 作

二、四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは)

四谷見附より牢内言渡しまで

野州無宿富蔵
数見役

女房おさよ
三番役
浅草無宿才次郎
伊丹屋徳太郎
四番役
黒川隼人
寺島無宿長太郎
生馬の眼八
田舎役者萬九郎
浜田左内
うどん屋六兵衛
隅の隠居
牢名主松島奥五郎
石出帯刀
藤岡藤十郎

彦三郎
坂東亀蔵


萬太郎
巳之助
種之助
鷹之資

橘太郎

権十郎
彌十郎




みどころ

昼の部

一、鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)
狂おしい情念、幻想的な舞踊

 源氏方の河津三郎に相撲で敗れた平家方の股野五郎は、約束通り遊女喜瀬川を河津に譲ります。しかし股野は、かねてからの遺恨を晴らすため、河津の心を乱そうと酒に雄の鴛鴦(おしどり)を殺した生血を混ぜます。やがて泉水に、雄鳥の死を嘆き悲しむ雌鳥の精が喜瀬川の姿を借りて現れると…。
 「おしどり」と通称される本作は、河津と股野が相撲の起源や技に託して恋争いを踊る「相撲」と、引き裂かれた鴛鴦の夫婦の狂おしい情念を見せる「鴛鴦」の上下巻で構成されます。鴛鴦の精が本性を現すぶっかえりなどの華やかな演出も盛り込まれた、幻想的で古風な趣あふれる舞踊にご期待ください。

二、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
茶目っ気あふれる捌き役、粂寺弾正が活躍する人気作

 小野小町の子孫、春道の屋敷。家宝である小町の短冊が盗み出されたうえ、姫君錦の前は原因不明の病にかかり床に伏せっています。そこへ、姫君の許嫁である文屋豊秀の家臣、粂寺弾正が様子をうかがいにやって来ます。髪の毛が逆立つ姫の奇病を見た弾正は、手にした毛抜がひとりでに踊り出したことから、姫の奇病の仕掛けを見破り、両家の縁談を破談にしようとする陰謀をも暴き…。
 四世市川左團次の一年祭追善狂言として、所縁の出演者で名優を偲びます。知性と愛嬌を兼ね備えた弾正が活躍する、歌舞伎らしいおおらかさと喜劇性たっぷりのひと幕をお楽しみください。

三、極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)
信念を貫いた俠客の生き様

 大勢の客で賑わう江戸村山座。「公平法問諍(きんぴらほうもんあらそい)」が演じられる舞台に酒に酔って乱入した男を、江戸随一の俠客、幡随院長兵衛が追い払います。その様子を桟敷で見ていたのは、旗本の水野十郎左衛門。水野率いる白柄組と長兵衛を親分とする町奴たちはもとより犬猿の仲で、水野が長兵衛を呼び止めると、一触即発の事態に。騒動の後、水野の屋敷に呼ばれた長兵衛は、遺恨を晴らそうという水野の罠と知りながらも誘いを受け入れます。引き留める家族や弟子に頼みを言い残すと、長兵衛は水野の屋敷へ一人で向かい…。
 江戸時代初期、浅草花川戸に実在し、日本の俠客の元祖と言われた幡随院長兵衛を主人公にした物語のなかでも、本作は九世團十郎に当てて河竹黙阿弥が書いた「極付」とされる傑作。町人の意地と武士の面子を賭けての対決、柔術を組み入れた立廻りなど、江戸の男伊達の生き様を描いた世話物をご堪能ください。

夜の部

一、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
乳人政岡の忠義と、大敵仁木弾正の妖しさ

 乳人の政岡は、御家横領を企む執権の仁木弾正の一味から幼い鶴千代を守るため、御殿の奥で若君のための食事を用意しています。そこへ見舞いと称してやって来た栄御前が、持参した菓子を鶴千代に勧めるので、毒入りではないかと政岡は警戒。すると、政岡の息子千松はそれを察して飛び出すと菓子を口にします。俄かに苦しみ出した千松を、弾正の妹八汐は懐刀でなぶり殺しますが、我が子の無残な姿を前にしても動じない様子を見て、栄御前はすっかり気を許すと、政岡に御家横領の証拠となる連判状を渡します。一人になった政岡は、若君のため身替りにという教えを守った千松を褒め讃えますが、母としての深い悲しみに打ちひしがれます…。そんななか、1匹の鼠が突如現れると、連判状を咥えて去っていきます。御殿の床下では、鶴千代を守る荒獅子男之助が鼠と対峙すると、やがて仁木弾正が姿を現わし…。
 江戸初期に起こった三大御家騒動の一つ「伊達騒動」を題材とした作品のなかでも代表作といえるのが『伽羅先代萩』です。我が子を殺されながらも忠義を尽くす乳人政岡の苦衷を描く「御殿」と、妖術を使って悠々と消えゆく仁木弾正の花道の引っ込みが眼目の「床下」。見せ場に富んだひと幕をお届けいたします。

二、四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは)
江戸最大の御金蔵破りをもとにした異色作

 江戸城を囲む外堀。夜も更けた四谷見附の堀端で、おでん屋台の商いをしている富蔵は、偶然通りかかった藤岡藤十郎と再会します。藤十郎は富蔵が以前勤めていた屋敷の恩義ある若旦那。遊女に入れ上げ金に困っている藤十郎は、恋敵の徳太郎から100両を奪おうとやって来たのでした。藤十郎の話を聞き、どうせ悪事を働くなら大きな仕事をと、江戸城の御金蔵破りを持ちかけます。後日、首尾よく御金蔵から4000両を盗み出した富蔵と藤十郎。事件のほとぼりが冷めるのを待った富蔵でしたが、生き別れた母に会うために向かった先の加賀で捕らえられてしまいます。江戸に護送される途上、熊谷の土手では別れた女房おさよが娘と父六兵衛とともに駆けつけ、降りしきる雪のなかで別れを惜しみます。やがて伝馬町の牢に入れられた富蔵は…。
 幕末に江戸城で起きた御金蔵破りは、前代未聞の大事件でした。白浪物を得意とした名作者の河竹黙阿弥が、明治18(1885)年に初演した本作は、二人組の盗賊の役名に実名を用いるなど真に迫った内容で、特に牢内の様子が鮮明に描かれたことが評判を呼びました。町人ながらふてぶてしい富蔵と、武士でありながら小心者の藤十郎の性格の対照も印象的な、異色の白浪物をお楽しみください。

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