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團菊祭五月大歌舞伎

團菊祭五月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2022年5月2日(月)~27日(金)

第一部 午前11時~
第二部 午後2時30分~
第三部 午後6時15分~
※開場は開演の40分前を予定
【休演】10日(火)、19日(木)

劇場:歌舞伎座

料金(税込)

  • 1等席16,000円
  • 2等席12,000円
  • 3階A席5,500円
  • 3階B席3,500円
  • 1階桟敷席17,000円

※1階桟敷席でのお茶のサービスはございません。また、お座席でのお食事はお控えくださいませ
※4階幕見席の販売はございません

上演時間

  • 祇園祭礼信仰記
    金閣寺

  • 幕間 30分
  • あやめ浴衣

  • 歌舞伎十八番の内

  • 幕間 20分
  • 新古演劇十種の内 土蜘

  • 市原野のだんまり

  • 幕間 30分
  • 弁天娘女男白浪

※5月1日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

演目と配役

第一部

一、祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)

金閣寺

松永大膳
此下東吉後に真柴久吉
十河軍平実は佐藤正清
松永鬼藤太
狩野之介直信
慶寿院尼
雪姫

愛之助
坂東亀蔵



雀右衛門
二、あやめ浴衣(あやめゆかた)
芸者
船頭
水売り
町娘
あやめ売り

鷹之資
歌之助
玉太郎

第二部

一、歌舞伎十八番の内(しばらく)
鎌倉権五郎
鹿島入道震斎
那須九郎妹照葉
成田五郎
桂の前
加茂三郎
大江正広
小金丸行綱
荏原八郎
足柄左衛門
埴生五郎
局常盤木
家老宝木蔵人
東金太郎
茶後見
加茂次郎
清原武衡
海老蔵
又五郎
孝太郎
男女蔵
児太郎


千之助
吉之丞
九團次



右團次
友右衛門
錦之助
左團次

河竹黙阿弥 作

二、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)
叡山の僧智籌実は土蜘の精
侍女胡蝶
巫子榊
渡辺綱
坂田公時
碓井貞光
太刀持音若
石神実は小姓四郎吾
卜部季武
番卒藤内
番卒次郎
番卒太郎
平井保昌
源頼光
菊之助



種之助

丑之助
小川大晴
菊市郎
萬太郎
錦之助
権十郎
又五郎
菊五郎

第三部

一、市原野のだんまり(いちはらののだんまり)
平井保昌
鬼童丸
袴垂保輔



河竹黙阿弥 作

二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
浜松屋見世先の場
稲瀬川勢揃いの場
弁天小僧菊之助
南郷力丸
忠信利平
赤星十三郎
鳶頭清次
浜松屋倅宗之助
丁稚長松
番頭与九郎
日本駄右衛門
浜松屋幸兵衛
尾上右近
巳之助


橋之助
中村福之助
亀三郎
橘太郎
彦三郎

みどころ

第一部

一、祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)
絢爛豪華な時代物の傑作

 時は戦国時代。天下をもくろむ松永大膳は、将軍の母・慶寿院尼を金閣寺に幽閉し立て籠ると、思いを寄せる雪姫に、絵師である夫の狩野之介直信に代わって金閣寺の天井に龍を描くか、さもなくば自分の意に従うかと迫ります。と、そこへ現れたのが此下東吉。敵方の東吉は、主人を見限ったと大膳へ奉公を願い出ます。一方、大膳を拒んだ雪姫は桜に縛り付けられ、直信は処刑を命じられます。嘆き悲しむ雪姫が起こした奇跡とは…。
 桜が咲き誇る金閣寺を舞台に描かれた、義太夫狂言の傑作。「国崩し」と呼ばれるスケールの大きな敵役の松永大膳、歌舞伎の「三姫」と呼ばれる女方の大役・雪姫、颯爽とした捌き役の此下東吉など、多彩な登場人物が繰り広げる絢爛豪華なひと幕をご堪能ください。

二、あやめ浴衣(あやめゆかた)
皐月の風薫る、華やかな舞踊

 菖蒲の花が一面に咲く、端午の節句の頃。芸者らが、皐月の風薫る様子や男女の恋模様を華やかに見せていきます。
 端午の節句や初夏の風物詩、川遊びの情景を綴った季節感あふれる長唄の舞踊です。爽やかな衣裳が目にも楽しく、賑やかな風情をお楽しみください。

第二部

一、歌舞伎十八番の内(しばらく)
歌舞伎十八番、勧善懲悪の祝祭劇

 早春の鶴ヶ岡八幡宮の社頭。傲然と構える清原武衡は大勢の家臣を引き連れ、自分の意に従わぬ加茂次郎らの首を刎ねるように命じます。まさに、首が刎ねられそうになったそのとき、どこからともなく「暫く、暫く」と響く大音声。声の主は、鎌倉権五郎。権五郎が颯爽と登場すると…。
 江戸時代から人々の喝采を集め、観客を魅了し続けてきた勧善懲悪の祝祭劇。英雄・権五郎が見せる元禄見得や幕切れの豪快な六方はみどころです。歌舞伎十八番の一つで荒事の魅力が凝縮された舞台にご期待ください。

二、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)
土蜘退治の伝説をもとにした舞踊劇

 病床に伏せる源頼光の館。家臣の平井保昌が見舞いに訪れ、薬を届けに来た侍女胡蝶が紅葉の名所の様子を物語るので、頼光はしばし癒されています。しかし夜が更け、再び胸苦しさを感じる頼光のもとへ智籌と名乗る叡山の僧が忽然と姿を現します。智籌は病平癒の祈祷を申し出ますが…。
 長唄の詞章も美しい舞踊劇。頼光が見せる品格と僧智籌が醸し出す妖しさの対峙、本性を現した智籌が千筋の糸を繰り出す華麗な立廻りに目を奪われます。新古演劇十種の一つで変化に富んだひと幕をご堪能ください。

第三部

一、市原野のだんまり(いちはらののだんまり)
様式美に満ちた、情緒あふれる舞踊劇

 ここは都のはずれの市原野。秋草が美しく月光に照らされる満月の宵に、景色に魅せられた平井保昌が笛を吹きながら歩いています。その様子をうかがうのは、盗賊の袴垂保輔と鬼童丸…。
 「今昔物語」をもとにした舞踊劇。歌舞伎ならではの様式美に満ちた「だんまり」が美しい情景を際立たせます。

二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
清新な顔合わせ、白浪物の人気作

 鎌倉雪の下の浜松屋。美しい武家の娘が供の若党を連れ立ってやって来ます。婚礼の品物を選ぶ娘でしたが、万引きをした疑いをかけられ、打ち据えられてしまいます。やがて、万引きは誤解だったことが知れると、浜松屋幸兵衛から詫びの百両を手に入れ、悠々と立ち去ろうとする娘たち。ところが、その娘たちの前に一人の侍が現れ、娘の意外な正体が明らかに…。
 五人の白浪(盗賊)が活躍することから「白浪五人男」の通称で知られる人気作。正体が見破られ、がらりと悪党の本性を現す弁天小僧菊之助の「知らざあ言ってきかせやしょう」から始まるせりふは、黙阿弥ならではの七五調が耳に心地よい名ぜりふです。やがて勢揃いする五人の姿は、まるで動く錦絵のように華やかで、心躍る場面。粋な舞台をお楽しみください。

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