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吉例顔見世

尾上菊之助改め 八代目 尾上菊五郎襲名披露

尾上丑之助改め 六代目 尾上菊之助襲名披露

第五十一回

吉例顔見世

当公演は終了いたしました。

2025年10月11日(土)~26日(日)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~
【休演】21日(火)

劇場:御園座

料金(税込)

  • S席24,000円
  • A席20,000円
  • B席15,000円
  • C席9,000円
  • D席4,000円
  • 学生券3,000円

※学生券の詳細については、御園座ホームページでご確認ください
※満4歳からご入場いただけます(3歳以下は入場不可)。
 お1人様1枚チケットが必要です

上演時間

  • 操り三番叟

  • 幕間 25分
  • 芦屋道満大内鑑
    葛の葉

  • 幕間 35分
  • 京鹿子娘二人道成寺

  • 新古演劇十種の内 羽衣

  • 幕間 20分
  • 八代目尾上菊五郎
    六代目尾上菊之助
    襲名披露 口上

  • 幕間 30分
  • 鼠小紋春着雛形
    鼠小僧次郎吉

※10月12日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

演目と配役

昼の部

一、操り三番叟(あやつりさんばそう)
三番叟
後見
千歳

        鷹之資
        吉太朗
        
        錦之助
二、芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)

葛の葉

女房葛の葉/葛の葉姫
安倍保名
信田庄司
庄司妻柵
        
        萬太郎
        権十郎
        萬次郎
三、京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)
白拍子花子
白拍子花子
所化







菊之助改め八代目菊五郎
   丑之助改め菊之助
        萬次郎
        権十郎
        片岡亀蔵
        彦三郎
        鷹之資
        
        精四郎

夜の部

一、新古演劇十種の内 羽衣(はごろも)
天女
伯竜
        雀右衛門
        錦之助
   八代目尾上菊五郎
二、
六代目尾上菊之助  襲名披露 口上(こうじょう)

菊之助改め八代目菊五郎
   丑之助改め菊之助
        幹部俳優出演

菊五郎家に受け継がれるゆかりの演目―

河竹黙阿弥 作


織田紘二 補綴


神山 彰 補綴


今井豊茂 補綴

鼠小紋春着雛形

三、鼠小僧次郎吉(ねずみこぞうじろきち)
稲葉幸蔵
蜆売り三吉
早瀬弥十郎
大黒屋抱え松山
刀屋新助
与之助
杉田娘おみつ
芸者お元
杉田主膳
平岡権内
左膳弟子左内
若菜屋お高
辻番与惣兵衛
本庄曾平次
養母お熊
菊之助改め八代目菊五郎
   丑之助改め菊之助
        彦三郎
        
        萬太郎
        鷹之資
        吉太朗
        芝のぶ
        菊史郎
        菊市郎
        精四郎
        
        片岡亀蔵
        権十郎
        萬次郎

みどころ

昼の部

一、操り三番叟(あやつりさんばそう)

 糸繰りの人形が三番叟を踊るというユーモアあふれる楽しい舞踊です。
 翁と千歳が厳かに舞い納めてその場を去ると、後見が箱から糸操りの三番叟の人形を運び出し、糸を操ると三番叟が動き出します。 三番叟は五穀豊穣を祈り、舞い納めるのでした。
 五穀豊穣天下泰平を祈る三番叟は、襲名を寿ぐ「吉例顔見世」の開幕にふさわしいご祝儀舞踊です。

二、芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)

 信田の森の葛の葉狐の伝説と安倍晴明の伝説をもとにした、早替りなどの技巧に富み、人間を愛してしまった狐の悲しみや子別れの愁嘆など親子の情愛あふれる名作です。
 安倍保名に命を救われた白狐は、保名の許嫁である葛の葉姫に化けて夫婦となり童子という子をもうけます。しかしある日、本物の葛の葉姫とその両親が訪ねてきたことで、葛の葉は身を引く決心をします。そして葛の葉は、泣く子をあやしながら、家の障子に歌を書き残し古巣の信田の森へと帰って行くのでした。

三、京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)

 能の「道成寺」をもとにした舞踊で女方舞踊の大曲とされ、満開の桜の下、衣裳を変えながら娘のさまざまな恋心を踊り分けるみどころの多い作品です。
 春爛漫、鐘供養のため所化が集まる道成寺。そこへ白拍子の花子が現れ、鐘を拝みたいと申し出ます。女人禁制のため所化たちは一度断りますが禅問答の末、舞の奉納を条件に入山を許します。花子は華やかな美しい舞いを次々に披露するうち、次第に形相が変わり…。
 襲名披露狂言として八代目菊五郎、六代目菊之助が白拍子花子を勤める二人の花子にて上演いたします。

夜の部

一、新古演劇十種の内 羽衣(はごろも)

 五世菊五郎が初演した「新古演劇十種」の一つ。「羽衣伝説」を題材にした能「羽衣」を歌舞伎に移した舞踊です。羽衣を媒介に美しい天女と人間が交流する幻想的な美しさがみどころの作品です。
 駿河の国、三保の松原。漁師の伯竜は、松の枝に美しい羽衣が掛けられているのを見つけ、持ち帰ろうとします。そこへ落とし主の天女が現れ、天に帰るためにその羽衣を返してほしいと頼みます。その後、伯竜から羽衣を返してもらった天女は、そのお礼に舞いを披露するとやがて天へと昇って行くのでした。

  八代目尾上菊五郎
二、六代目尾上菊之助  襲名披露 口上(こうじょう)

 八代目尾上菊五郎、六代目尾上菊之助から皆様へ襲名披露のご挨拶を申し上げます。裃姿の俳優がそろい、お祝いの口上が述べられます。

三、鼠小僧次郎吉(ねずみこぞうじろきち)

 奪った金銀を貧しい人に分け与える義賊、鼠小僧。見えぬ糸で結ばれた人々の繋がりが明らかになる義理と人情の人間ドラマです。代々演じられてきた音羽屋ゆかりの作品を襲名披露狂言として上演いたします。
 刀屋の新助は100両と大事の刀を奪われ、恋仲の芸者お元と心中を決意します。そんな二人を止めに入ったのは稲葉幸蔵。事情を聞くと金を用意すると言い残し、どこかに消えてしまいます。実はこの幸蔵こそ鼠小僧。人のためにと、盗みを重ねる幸蔵でしたが、辻番与惣兵衛に見咎められてしまいます。しばらくしたある日、占いを生業にして世を忍ぶ幸蔵のもとへ蜆売り三吉が姉のことを相談に、さらには松山太夫も夫の幸蔵の行方を捜しに訪ねてきて…。

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