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御園座「吉例顔見世」まねき上げに八代目菊五郎、菊之助が登場

▲ 御園座「第五十一回 吉例顔見世」まねき上げ 左より、尾上菊之助、八代目尾上菊五郎
2025年9月9日(火)、名古屋 御園座「尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露 尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露 第五十一回 吉例顔見世」のまねき上げが行われ、式典に八代目尾上菊五郎、尾上菊之助が登場しました。
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暑さが残るなか、御園座の正面大階段前には、セレモニー開始前から大勢の観客が集います。柝の音とともに菊五郎と菊之助が現れると大きな歓声が上がり、「音羽屋!」のかけ声が飛びました。
菊五郎は、「御園座は、若き頃より大役を勤め、育てていただいた、大切で大好きな劇場です。その名古屋の地におきまして、倅(菊之助)と一緒に襲名をさせていただけるのが大変ありがたい思いです。本日9月9日は、重陽の節句(ちょうようのせっく)で、別名“菊の節句”ともいい、この日に八代目尾上菊五郎と六代目菊之助のまねきが上がるというのは、まさに“菊づくし”のめでたい日。私にとっても格別の喜びです。名古屋のお客様にはいつも大きな拍手とお力添えをいただき、心より感謝申し上げます。公演も何卒よろしくお願い申し上げます」と、真摯に挨拶しました。菊之助は「御園座で初お目見得です。大好きなひつまぶしをいっぱい食べて、精いっぱい頑張ります」と意気込みました。
まねき上げは顔見世の大入りを願う行事で、御園座では顔見世が始まった昭和40(1965)年から続き、名古屋の秋の風物詩となっていました。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、令和元(2019)年に行って以来、6年ぶりの開催となりました。 最後は菊之助の音頭による手締めが行われ、お集まりの皆様と一緒に大入り成功を祈願しました。
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御園座「第五十一回 吉例顔見世」は、10月11日(土)から26日(日)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、御園座ほかで発売中です。
