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大阪松竹座「七月大歌舞伎」夜の部『堀川波の鼓』、当初の配役で開幕

 7月14日(木)、大阪松竹座「関西・歌舞伎を愛する会 第三十回 七月大歌舞伎」夜の部『堀川波の鼓』に仁左衛門が出演し、当初の配役での公演が開幕しました。

 7月3日(日)に開幕した「七月大歌舞伎」。仁左衛門の休演にともない、夜の部『堀川波の鼓』は13日(水)まで代役での上演でしたが、14日(木)より、小倉彦九郎を仁左衛門が勤めます。

 

 二幕目、参勤交代で不在にしていた仁左衛門勤める小倉彦九郎が舞台に登場するやいなや、客席からは大きな拍手が巻き起こりました。扇雀勤める妻のお種と、勘九郎勤める宮地源右衛門の不義が明るみになると、葛藤する様子の彦九郎に場内も一転、緊迫した空気に包まれます。最後は侍としての決断を見せた彦九郎が、息絶えたお種に自分の羽織を掛け嘆く姿に悲しみがにじみ、拍手が鳴りやまないひと幕となりました。

 大阪松竹座「関西・歌舞伎を愛する会 第三十回 七月大歌舞伎」は24日(日)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2022/07/15