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南座「吉例顔見世興行」でまねき上げ
2024年11月26日(火)、南座で「當る巳歳 吉例顔見世興行」のまねき上げが行われました。
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江戸時代の芝居小屋の宣伝方法の一つであった「まねき看板」。庵形のついた看板に、勘亭流で俳優の名前を記し、上部をその俳優の紋で飾ったものです。古くよりこの伝統が受け継がれている南座で、今年も総数59枚のまねき看板が、松の葉や短冊とともに飾られました。最後に片岡仁左衛門のまねきが上がると、お集りの皆さまから大きな拍手が贈られました。
劇場正面玄関前では公演の成功と無事を祈願し、まねき看板を清める「塩まきの儀」が執り行われ、歌舞伎ファンの皆さまにもご参加いただき、全員で手締めを行って今年のまねき上げが無事に完了しました。装いも華やかになった劇場に、京都で冬の風物詩として親しまれる、「吉例顔見世興行」への期待がさらに高まります。
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京の年中行事「當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」は12月1日(日)~22日(日)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で発売中です。
2024/11/28