歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



桜が咲くのは4月下旬。みちのくの遅い春の景色だ。

米沢のみどころ

今も米沢の人々の尊敬を集める上杉謙信を祀る上杉神社。
上杉神社

 藩祖・上杉謙信を祀った神社。祭りの時期は謙信の武将の幟が揚げられる。緑が美しく、特に周囲を囲んだ濠を飾る春の桜は、県内外から花見客が押し寄せるほどの美しさ。観光シーズンには連日露天が立ち並び、名物のずんだ餅や玉こんにゃくなどが食べられる。近くには上杉鷹山を祭った松岬神社が並び、鷹山の像とともに、かの有名な「なせば成る/なさねば成らぬ何事も/成らぬは人のなさぬなりけり/」という彼の句も刻まれている。

住所

 : 

山形県米沢市丸の内1-4-13

TEL

 : 

0238-22-3189

 
酒造資料館 東光の酒造

 古くは上杉藩の御用酒屋であった清酒東光醸造元が、みちのくの造り酒屋を見学できるように開設した資料館。古い酒蔵の原型を活かしつつ、観やすく復元したもので、仕込み蔵や仕込みの六尺桶などの酒造りの現場だけでなく、昔ながらの商家の帳場や座敷、台所まで残し、昔ながらの酒屋の人々の暮らしぶりがわかるようになっている。奥には試飲コーナー(※一部有料)もあり、米沢の美味しいお米と清らかな水から生まれる名酒の数々が楽しめる。

住所

 : 

山形県米沢市大町二丁目 3-22

TEL

 : 

0238-21-6601

営業時間

 : 

9:00~16:30

定休日

 : 

無休

入場料

 : 

大人310円

HP

 : 

http://www.tokonosakagura.com/

日本百名産のひとつ、吾妻山系の水を使った東光。
 
素朴で暖かい米沢の土地柄を映した銘菓「時雨の松」
時雨の松

 米沢の特産品である「青畑豆」を挽き、上等の砂糖と水あめを加えた米沢の伝統的なお菓子。上品な甘さと懐かしいきな粉の味が、お茶請けにぴったり。ちなみに「時雨の松」という名前は上杉鷹山公が命名したといわれている。菓子司永井屋では国産の材料だけを使い、真の伝統的な米沢銘菓「時雨の松」の味を伝えている。黒米の餅でずんだ餡を包んだ「大黒舞」など、伝統的な米沢の味にさらに工夫を加えたお菓子もある人気店だ。

住所

 : 

山形県米沢市中央4丁目1-16

TEL

 : 

0238-23-0381

営業時間

 : 

8:00~19:00

定休日

 : 

年中無休

時雨の松(板)630円

HP

 : 

http://www.nagaiya.jp/

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