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吉例顔見世興行

京の年中行事

當る辰歳 吉例顔見世興行

東西合同大歌舞伎
市川海老蔵改め          
十三代目市川團十郎白猿襲名披露
八代目市川新之助初舞台

当公演は終了いたしました。

2023年12月1日(金)~24日(日)

昼の部 午前10時30分~
夜の部 午後3時45分~
【休演】7日(木)、13日(水)、18日(月)
【貸切】昼の部:23日(土)、夜の部:10日(日)

劇場:南座

料金(税込)

  • 1等席25,000円
  • 2等席A12,000円
  • 2等席B10,000円
  • 3等席8,000円
  • 4等席6,000円
  • 特別席27,000円

上演時間

  • 双蝶々曲輪日記
    角力場

  • 幕間 20分
  • 歌舞伎十八番の内 外郎売

  • 幕間 30分
  • 男伊達花廓

  • 幕間 20分
  • 壽三升景清
    歌舞伎十八番の内 景清

  • 仮名手本忠臣蔵
    衹園一力茶屋の場

  • 幕間 20分
  • 十三代目市川團十郎白猿
    八代目市川新之助
    襲名披露 口上

  • 幕間 30分
  • 歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜

※12月1日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

演目と配役

昼の部

第一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

  角力場

濡髪長五郎
放駒長吉
平岡郷左衛門
三原有右衛門
茶亭金平
山崎屋与五郎
藤屋吾妻

     鴈治郎
     
     
     廣太郎
     千次郎 
     染五郎
     壱太郎
※中村寿治郎休演につき、配役変更にて上演いたします


   野口達二 改訂

第二、歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)

  八代目市川新之助初舞台相勤め申し候

外郎売実は曽我五郎
大磯の虎
化粧坂少将
遊君喜瀬川
遊君亀菊
梶原平次景高
茶道珍斎
梶原平三景時
小林朝比奈
小林妹舞鶴
工藤祐経


  初舞台新之助
     
     孝太郎
     児太郎
     
     九團次
     
     
     男女蔵
     雀右衛門
     
第三、男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)
五郎蔵
禿
三好枡兵衛
荒浪磯蔵
海老蔵改め團十郎
     ぼたん
     
     

   松岡 亮 脚本


   藤間勘十郎 演出・振付

  壽三升景清

第四、歌舞伎十八番の内 景清(かげきよ)
悪七兵衛景清
阿古屋
岩永左衛門
尾形次郎
愛甲三郎
三浦四郎丸
梶原源太
花菱屋女房おさく
秩父庄司重忠
海老蔵改め團十郎
     雀右衛門
     右團次
     
     
     玉太郎
     九團次
     萬次郎
     

夜の部

第一、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)

  衹園一力茶屋の場

大星由良之助
遊女おかる
富森助右衛門
大星力弥
矢間重太郎
鷺坂伴内
斧九太夫
赤垣源蔵
寺岡平右衛門
     仁左衛門
     孝太郎
     
     
     染五郎
     松之助
     
     進之介
     
    十三代目市川團十郎白猿
第二、 八代目市川新之助   襲名披露 口上(こうじょう)

海老蔵改め團十郎
  初舞台新之助

     仁左衛門
     
     幹部俳優出演



第三、歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)

  河東節十寸見会御連中

花川戸助六
三浦屋揚巻

三浦屋白玉

髭の意休
朝顔仙平
福山かつぎ
男伊達山谷弥吉
同  田甫富松
同  竹門虎蔵
傾城八重衣
同  浮橋
揚巻付番新巻絹
文使い番新白菊
奴奈良平
国侍利金太
三浦屋女房
遣手お辰
曽我満江
くわんぺら門兵衛
白酒売新兵衛
通人里暁

口上
後見
海老蔵改め團十郎
     壱太郎(1~12日)
     児太郎(14~24日)
     児太郎(1~12日)
     壱太郎(14~24日)
     男女蔵
     
     
     
     廣太郎
     
     
     玉太郎
     
     歌女之丞
     九團次
     
     
     萬次郎
     門之助
     
     
     鴈治郎

     染五郎
     右團次

みどころ

昼の部

第一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

 大坂堀江の角力小屋前。人気関取の濡髪長五郎と、素人角力で名を上げた放駒長吉の大一番に多くの見物客が集まります。結果は、なんと放駒が勝利する番狂わせ。実は濡髪は、自分を贔屓にしてくれている山崎屋の若旦那与五郎と恋仲である遊女吾妻との仲を取り結ぶために、わざと勝ちを譲ったのです。これを知った放駒は大激怒。遺恨を残した二人は、後日の勝負を約束し別れるのでした。
 対照的な二人の男の意地と義理のぶつかり合いを描いた、大坂の風情あふれる世話物の名作をご覧いただきます。

第二、歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)

 遠くに富士山を望む大磯の廓。工藤祐経が、小林朝比奈やその妹舞鶴らを従えて休息しているところへ、小田原名物の外郎売がやって来ます。祐経に評判の早口の言い立てを所望された外郎売は、妙薬である外郎の故事来歴や効能を立て板に水の如く披露しますが、実はその正体は祐経に父を討たれた曽我五郎。祐経への仇討ちの機会を狙う五郎は…。
 このたび、初舞台として八代目新之助が外郎売実は曽我五郎を勤め、早口の言い立てや勇ましい荒事の芸を披露します。曽我狂言お馴染みの人物が勢ぞろいする華やかな舞台です。

第三、男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)

 江戸一番の男伊達、御所五郎蔵。恋人である傾城からの文を禿から受け取り、傾城の許へ向かおうとするところに、五郎蔵に遺恨を抱く若い者たちが現れます。次々に打ちかかる若い者を、五郎蔵は難なく退け、そして恋人の許へと向かうのでした。
 俠客の粋な風情や色気を描く、歌舞伎の様式美に富んだ華やかな舞踊を、襲名披露狂言として團十郎とぼたんの父娘共演にてお楽しみいただきます。

第四、歌舞伎十八番の内 景清(かげきよ)

 六波羅の牢に入れられた景清が、まったく口を開かないため、岩永左衛門は景清の妻阿古屋を呼び、拷問しようとします。そこへ秩父庄司重忠が現れ、自らが景清の口を開かせると言って人払いを命じます。景清は、源氏の無能さを世に知らしめ、天下泰平の世をつくるのが望みと語ります。その言葉に重忠は、源頼朝も同じ思いであると伝えると、景清は復讐の念を捨て…。
 團十郎が海老蔵時代に、景清を主人公として再構成した『壽三升景清』のなかの、歌舞伎十八番『景清』を襲名披露狂言として上演します。團十郎が勤める無敵の英雄悪七兵衛景清がみせる荒事にご期待ください。

夜の部

第一、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)

 塩冶判官が殿中で刃傷におよび切腹してから半年。祇園の一力茶屋で遊興に耽る塩冶家の元家老、大星由良之助のもとへ、仇討ちに加わりたいと足軽の寺岡平右衛門が願い出ますが相手にされません。やがて、由良之助の息子の力弥が密書を届けにやって来ます。由良之助は、その密書を遊女のおかるに盗み読まれたことに気づくと、おかるを身請けすると言って立ち去ります。これを聞いたおかるの兄である平右衛門は、由良之助の真意を悟ると…。
 赤穂浪士の仇討ちを題材とした『仮名手本忠臣蔵』のなかでも人気の高いひと幕をご堪能ください。

    十三代目市川團十郎白猿
第二、 八代目市川新之助   襲名披露 口上(こうじょう)

 舞台上に裃姿の俳優がそろい、一人ひとりよりお祝いの口上が述べられます。十三代目市川團十郎、八代目市川新之助からは、ご来場の皆様へ、このたびの襲名披露のご挨拶を申し上げます。華やかなひと幕をお楽しみください。

第三、歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)

 花川戸助六は、江戸一番の男伊達。桜が咲き誇る吉原仲之町では、助六が姿を現すと花魁たちが競って吸い付け煙草を渡す程の人気振りです。助六は恋仲の花魁・揚巻に言い寄る髭の意休に喧嘩を仕掛け、その手下たちを一蹴すると、白酒売新兵衛に姿を変えた兄の十郎に呼び止められます。実は助六は、紛失した源氏の宝刀・友切丸を探す曽我五郎で、夜ごと吉原に現れては喧嘩を仕掛け、相手の刀を見定めていたのです。そこへ編み笠を被った侍が揚巻に伴われてやって来ると…。
 絢爛豪華に繰り広げられる江戸歌舞伎の華。河東節の演奏による助六の花道の出端から幕切れまで目が離せません。粋でいなせな男伊達・花川戸助六を團十郎が勤めます。襲名披露狂言ならではの顔ぶれがそろう賑やかなひと幕にご期待ください。

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