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七之助が舞台『ETERNAL CHIKAMATSU』出演
2月29日(月)から大阪 シアター・ドラマシティ、3月10日(木)から東京 Bunkamura シアターコクーンにて上演される「ETERNAL CHIKAMATSU ―近松門左衛門『心中天網島』より―」に、中村七之助が出演、公演を前に制作発表会見に出席しました。
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近松門左衛門の『心中天網島』を背景に、舞台上で現代と過去が交錯する「ETERNAL CHIKAMATSU(エターナルチカマツ)」は、苦しい恋に悩む現代の女性「ハル」(深津絵里)と、江戸時代の遊女「小春」(七之助)の生きる時間がふとしたことで重なり、お互いの中に自分の姿を見出していくというストーリー。ウエストエンド演劇賞やトニー賞の受賞、ノミネートをはじめ、舞台芸術の本場で高く評価される演出家、デヴィッド・ルヴォー氏のアイディアをもとに書き下ろされたオリジナルストレートプレイです。
会見の初めにルヴォー氏は、作品誕生の裏に「歌舞伎俳優の演じる近松作品をいつか演出してほしい」という、十八世中村勘三郎との約束があったことを明かし、「今回、七之助さんの出演を得たことは非常に意義深く、何か運命を感じます」と語りました。またルヴォー氏との初対面で、その熱意に圧倒されたと言う深津。「演出のアイディアを次から次へとあふれるように語られて…そのときに勘三郎さんの話もうかがいました。勘三郎さんが、私をこの作品につないでくださったような感覚があります」と思いを馳せます。
ストレートプレイ初主演となる七之助、「また一歩、父の遺志を受け継げました」と笑顔で語りました。勘三郎の「型があるからこその“型破り”」という言葉を引き、「歌舞伎と現代劇で手法は違えど、根は同じと思っています。肝に銘じて、型を踏まえたうえで突き破れるよう、現代劇の俳優さんとセッションしていきたいです」と意欲を見せます。「音楽はジャズを使うとうかがっています。父が当初イメージしていたより、さらに大きなスケールでの上演となるのではないでしょうか。大変うれしく思います」。
出演の打診を受けた際には「男役が来たらどうしようかと…」と、女方ならではの悩みもよぎったそうですが、脚本と演出は日々進化中。一人が何役も兼ねる演出上、女性役以外での出演も期待できるかもしれません。
深津は共演の七之助について、「本当に軽やかな方。姿だけでなく、作品をつくり上げる姿勢が美しくて、ご一緒できる貴重な機会が本当にうれしい」と語ると、七之助は「深津さんはテレビ、舞台、映像、何に出演されても素晴らしい、尊敬できる先輩。また共演したいと思っていただけるよう、一所懸命勤めたいです」と応じました。
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ETERNAL CHIKAMATSU
―近松門左衛門『心中天網島』より―
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出演: | 深津絵里 中村七之助 /伊藤 歩 / 入野自由 矢崎広 澤村國久 |
山岡弘征 朝山知彦 宮菜穂子 森川由樹 /中嶋しゅう/音尾琢真 ほか |
作:谷 賢一
演出:デヴィッド・ルヴォー
【大阪公演】
■日時
2016年2月29日(月)~3月6日(日)
■場所
■チケット
全席指定:11,500円(税込)
■お問い合わせ
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 06-6377-3888
■日時
2016年3月10日(木)~27日(日)
■場所
■チケット
S席:11,500円 A席:9,000円 コクーンシート:6,000円(すべて税込)
■お問い合わせ
梅田芸術劇場 0570-077-039