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勘九郎が映画『真田十勇士』出演
9月22日(木・祝)より全国ロードショーの映画『真田十勇士』に、中村勘九郎が出演します。
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世間の評判とはうらはらに実は気弱な腰抜け男だった真田幸村を本物の英雄に仕立てようと、猿飛佐助が仲間たちを集めて誕生させたのが真田十勇士。徳川の大軍を相手に十勇士はいかにして戦い、幸村を英雄にしていったのか…。
大坂の陣から400年の一昨年、勘九郎が演じた佐助が舞台を飛び出し、今度はスクリーンで暴れ回ります。映画の完成を記念し、8月29日(月)に行われたレッドカーペットセレモニーに登場した勘九郎は、新宿の街中でのイベントが台風接近の中、雨にも降られず、「天も我らに味方してくれている!」と、喜びの一声を挙げました。
堤幸彦監督が「出演者の熱意がすごく、それを映画にぎゅっとパッケージして、今できる映像技術をすべてつぎ込んだ」という本作は、真冬の過酷なロケから生まれたもの。「撮影が過酷な状況だったので、皆で必死に寒さと爆風と火と雨とどう戦うか、絆を深めるしかなかった。メンバーの絆は何があっても揺るがない」と、勘九郎は寒さで口が回らなくなると、皆で早口言葉を言っていたなどのエピソードも明かしました。
ひと足先に完成作品を見た勘九郎は、「予想していた以上。自分が出ている映画はこうしたほうがよかったとか思って、なかなかちゃんと見られないのですが、これは普通にお客さんとして見られました」と、かなり満足そう。「本当に素敵な作品に出させていただいたことを、役者として誇りに思います」と語り、特に、夏の陣の十勇士の散り際のシーンが、「泣けるんですよ。十勇士、皆がカッコいいので、楽しみにしてください」と笑顔でアピールしました。
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映画の公開に先立ち、9月11日(日)からは舞台『真田十勇士』も再演されます。「演技、殺陣、プロジェクションマッピング、何もかも手を加えました」と、前回に続き演出にあたる堤は、前回をしのぐパワフルな舞台になると宣言。勘九郎はもちろん猿飛佐助。「抜け忍で盗賊で、あまり忍者っぽくない。映画では泥臭い戦いでしたが、舞台ではワイヤーアクションや火を出したりはします。とにかく、キャスト、スタッフ一同がこの大変なことをなんとかしようという気持ちであふれています」と、身体的にもハードになる舞台に向けての意気込みを見せました。
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映画『真田十勇士』
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出演:中村勘九郎 松坂桃李 大島優子 ほか
監督:堤 幸彦
脚本:マキノノゾミ 鈴木哲也
企画・製作: 日本テレビ放送網
配給:松竹・日活
■公開
2016年9月22日(祝・木) 全国超拡大ロードショー
■上映時間
2時間14分
(C)2016『真田十勇士』製作委員会
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舞台『真田十勇士』
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出演:中村勘九郎 加藤和樹 篠田麻里子 加藤雅也 浅野ゆう子 ほか
脚本:マキノノゾミ
演出:堤 幸彦
■日時、場所
【東京公演】
2016年9月11日(日)~10月3日(月)
新国立劇場 中劇場
【横浜公演】
2016年10月8日(土)~10日(月・祝)
KAAT神奈川芸術劇場
【関西公演】
2016年10月14日(金)~23日(日)
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール