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勘九郎が「東京スカイツリー 天望歌舞伎」公開を前に
10月5日(水)より、東京スカイツリーの展望デッキ フロア350で上映される「東京スカイツリー(R) 天望歌舞伎」に、中村勘九郎が出演しています。
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東京スカイツリーの展望デッキは、地上約350メートルの高さから360度の眺望が楽しめる、3フロアからなる人気スポット。3フロアの最上階、フロア350の窓ガラスを225度分、横約110メートル、高さ約2メートルのスクリーンに見立てて映像を上映しているのが、「SKYTREE ROUND THEATER(R)(スカイツリー・ラウンド・ シアター)」です。そこで、5日(水)から上映される新プログラム「東京スカイツリー(R) 天望歌舞伎」に、『石橋』をもとにした新たな振付で獅子を舞う勘九郎が出演しています。上映を前に勘九郎が取材会に出席しました。
最初に、チャック・ベリーの「ジョニー・ビー・グッド」に合わせて踊る獅子が映し出され、時代の先端を行く首都東京の夜景と、江戸時代から今に続く歌舞伎が、時空を超えて一つになりました。「父は歌舞伎はロックだと言っていたんですが、間違いはなかった。やってみるまではどうかなと思いましたが、でき上がりはなかなかいいものになっています」と勘九郎。18台のスピーカーから流れる圧倒的な音、34台のプロジェクターが投影する迫力の映像が、東京上空350メートルという空間により、いっそう特別なものとして感じられます。
後半は、平成中村座の公演映像のコラージュで、十八世勘三郎が東京の夜空を駆け巡り、勘九郎と七之助の舞台姿もたっぷり見られます。長いスクリーンを活かしてさまざまなシーンが次々と映し出され、一度ではとても見きれないボリュームで迫ってきます。勘九郎からは、「平成中村座のロングラン公演をしているときに、ちょうど東京スカイツリーができ上がり(2012年5月)、舞台の後ろを開けると、スカイツリーが見えました」と、思い出話もあふれました。
「平成中村座の懐かしい映像から、新たに挑戦したものもあり、いい融合ができているのではないでしょうか。こういった作品に参加できたことがうれしい。もっともっといろんな方々に歌舞伎を広めていくのが使命だと思っており、また、子どもたちが大きくなったら、こういうことができるような俳優になってほしいと思います」
実は、高所恐怖症だと明かした勘九郎ですが、電波塔である東京スカイツリーは「日本の文化を発信する中心地。そこで歌舞伎が上映されるのがとてもうれしい」と、恐怖心も吹き飛ばす笑顔で語りました。「歌舞伎を初めてご覧になる方、海外のお客様、小さいお子さんも楽しめる作品になっていますので、ぜひ足をお運びください」。「東京スカイツリー(R) 天望歌舞伎」は来年1月31日(火)まで開催の予定です。
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「東京スカイツリー(R) 天望歌舞伎」
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■日時
2016年10月5日(水)~2017年2月28日(火)
1月の上映 18:00/18:45/19:30/20:15/21:00
2月の上映 18:30/19:15/20:00/20:45 *毎週金曜日は上映お休み
※各回約7分の上映
※上映時間について詳しくはこちら(天望歌舞伎特設サイト)
※展望台営業時間は8:00~22:00(最終入場21:00)
■場所
東京スカイツリー 天望デッキ フロア350
■チケット
「東京スカイツリー展望デッキ」のチケットのみでご覧になれます。
■お問い合わせ
東京スカイツリーコールセンター 0570-55-0634