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「八月南座超歌舞伎」超お練りに獅童、蝶紫、國矢、獅一が登場

「八月南座超歌舞伎」超お練りに獅童、蝶紫、國矢、獅一が登場

 

 

 7月30日(火)、南座新開場記念「八月南座超歌舞伎」出演の中村獅童、初音ミク、中村蝶紫、澤村國矢、中村獅一が、京都 伏見稲荷大社でお練りと成功祈願祭を行いました。

 夏空のもと、公演オリジナルのうちわを片手に、伏見稲荷大社に登場した一行。8月2日(金)に初日を迎える公演について、「デジタルと歌舞伎の融合。新しい歌舞伎です。ぜひ劇場へお越しください」と獅童が呼びかけると、集まった歌舞伎ファンからは「萬屋!」と、大きな声がかけられました。今回はなんと、共演するバーチャルシンガーの初音ミクも山車に乗って参加。隊列に加わって、沿道の方へ手を振りながら進み、これまでに見たことがないお練りとなりました。

 囲み取材に登場した獅童は「亡くなった僕の母が伏見出身。たびたび幼少の頃から来ておりましたので、こちらで(お練りや成功祈願祭を)やらせていただけることは本当にうれしい」と、喜びをにじませました。

 

「八月南座超歌舞伎」超お練りに獅童、蝶紫、國矢、獅一が登場

 左より、中村獅一、澤村國矢、中村獅童、中村蝶紫

幅広い層に向けた「超歌舞伎」

 過去4回、「ニコニコ超会議」で上演されてきた「超歌舞伎」ですが、今年の夏、初めて南座で上演されます。「超会議では観られなかった演出」もあるということで、「劇場にいらしてからのお楽しみ。ミクさんもぎりぎりまで悩んでいたのですが、昨日ようやく、やってみるとお返事をいただきまして」と、獅童もにっこり。南座には「花道もございますし、歌舞伎の寸法になっています。南座という歴史深い劇場で新たな試みができることは、本当に感慨深いものがございます」。

 

 「歌舞伎の芝居に、どんどん若い方たちにも来ていただきたいです。今回、デジタルとの融合ということで、とてもわかりやすいつくりになっていると思います。歌舞伎は難しい、敷居が高いと思いがちですが、気軽にお越しいただけたらうれしい」と、獅童は言います。「いろいろな世代、それからいろいろなファン層の方たちに楽しんでいただきたい」と、抱負を述べました。

 

「八月南座超歌舞伎」超お練りに獅童、蝶紫、國矢、獅一が登場

 南座宣伝部長のみなみーなも一緒に記念撮影

「お客様参加型の芝居」

 全14色に発光する、南座公演オリジナルのペンライトも販売予定。「今まで歌舞伎でペンライトを振ることは絶対になかったと思いますけど、この芝居に限っては、皆様、ご自由にペンライトを振っていただいて。小さなお子様からお年を召した方まで、皆様に楽しんでいただければなと。南座で見たことのない風景をぜひ、皆様と一緒につくりたい」と、熱く語ります。「それが演出効果のひとつになるんです。ですから少しでも多くの方にペンライトを振っていただけたら」と、呼びかけました。

 

 「とにかく熱い熱いお芝居。外の暑さに負けないだけの、熱い芝居をお届けします」と気合十分。「超歌舞伎」に対して「静かに観なければいけないということはなく、ぜひ皆様騒いでいただいて。お子様が笑ったり手を叩いたりしても、静かにしてと、絶対に言わないでください。お客様参加型の芝居となっております」と、活き活きとアピールしました。

 南座新開場記念 「八月南座超歌舞伎」は8月2日(金)から26日(月)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2019/08/02