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記録映画『鏡獅子』4Kデジタル修復プロジェクト、支援者募集開始

記録映画『鏡獅子』4Kデジタル修復プロジェクト、支援者募集開始

 演劇と映画専門の「松竹大谷図書館」。歌舞伎やその他の演劇、映画に関する資料を一般公開しています

 2022年9月6日(火)~10月26日(水)、公益財団法人松竹大谷図書館が、クラウドファンディングプロジェクト「【第11弾】蘇る六代目の舞台、小津安二郎『鏡獅子』を次世代へ。」を始動。松竹大谷図書館が所蔵する歌舞伎記録映画『鏡獅子』のフィルムの4Kデジタル修復について、支援の募集を開始しました。

 

募集は終了しました。たくさんのご支援ありがとうございました

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 松竹大谷図書館は、演劇、映画に関連する貴重な資料を所蔵している専門図書館です。演劇、映画、日本舞踊、テレビドラマ等に関する台本、プログラム、写真など約49万点を無料で一般公開しています。これらの資料を守るために始まったクラウドファンディングも、いよいよ今年で11回目。今回も支援はクラウドファンディング「READYFOR」プロジェクトページを通じて行うことができます。 

 

記録映画『鏡獅子』4Kデジタル修復化プロジェクト、支援者募集開始

 映画『鏡獅子』より六世尾上菊五郎

 松竹大谷図書館が所蔵管理している約300本の映画フィルムのなかでも、大正、昭和を通して活躍した六世尾上菊五郎が、舞踊の名手として高い評価を得た『春興鏡獅子』を踊り、世界的な映画監督・小津安二郎が撮影した『鏡獅子』(再編集版フィルム)は、日本の演劇・映画界にとっても貴重な財産であり、未来へと遺したい大切な映像資料の一つです。

 

 松竹大谷図書館では平成25(2013)年より、クラウドファンディングで貴重資料のデジタル化や保存プロジェクトに取り組み、毎年成果を上げています。そこで今年度は、令和5(2023)年の小津安二郎生誕120年に向け、小津監督の唯一の記録映画であり、また初めてのトーキー映画でもあるこの『鏡獅子』フィルムを4Kデジタル修復し、劣化した映像と音声をよみがえらせることに挑戦します。

 

記録映画『鏡獅子』4Kデジタル修復プロジェクト、支援者募集開始記録映画『鏡獅子』4Kデジタル修復プロジェクト、支援者募集開始

 ビネガーシンドロームによる劣化が進行した状態の松竹大谷図書館所蔵『鏡獅子』35mmフィルム。一刻も早いデジタル化が必要です。

 

 プロジェクトでは、支援額に応じてそれぞれのリターンが設定されています。主旨にご賛同される方は、リターンの内容をご確認のうえ、ぜひご協力ください。 

 

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READYFOR クラウドファンディングプロジェクト

【第11弾】蘇る六代目の舞台、小津安二郎『鏡獅子』を次世代へ。

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記録映画『鏡獅子』4Kデジタル修復プロジェクト、支援者募集開始

 リターンの一つ、『鏡獅子』完成台本の表紙デザインの文庫本カバー

期間

2022年9月6日(火)11:00~10月26日(水)23:00

  

支援方法

「READYFOR」プロジェクトページから、各支援金額の「リターン」を選んでクリックすると手続きできます。

 

  

記録映画『鏡獅子』4Kデジタル修復プロジェクト、支援者募集開始

 リターンの一つ、『鏡獅子』オリジナルフィルムしおり(実際には『鏡獅子』の名場面9コマが入ります)

リターン(支援に対するお礼)

 支援金額に応じ、当プロジェクト限定『鏡獅子』完成台本の表紙デザインの文庫本カバーや、『鏡獅子』オリジナルフィルムしおり、さらに、『鏡獅子』4Kデジタル版初号試写会へのご招待(1回25名程度、先着順)などが用意されています。

 

 そのほか、プロジェクトの内容やリターンについての詳細は「READYFOR」プロジェクトページをご覧ください。

 

  

お問い合わせ

公益財団法人松竹大谷図書館事務局 03-5550-1694(平日10:00~17:00)

2022/09/06