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大阪松竹座の資料を守るデジタル化修復プロジェクト、支援者募集開始

大阪松竹座の資料を守るデジタル化修復プロジェクト、支援者募集開始

開館当時の大阪松竹座

『松竹座グラヒック』大正15(1926)年第4号第4巻より

 2023年9月5日(火)~10月25日(水)、公益財団法人松竹大谷図書館が、クラウドファンディングプロジェクト「【第12弾】開場100周年、大阪松竹座の歴史を紐解く資料を未来へ。」を始動。大阪松竹座の歴史的な資料を未来へと遺すための、補修とデジタル化の費用について、支援の募集を開始しました。

 

募集は終了しました。たくさんのご支援ありがとうございました

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 松竹大谷図書館は、演劇、映画に関連する貴重な資料を所蔵している専門図書館です。演劇、映画、日本舞踊、テレビドラマ等に関する台本、プログラム、写真など約50万点を無料で一般公開しています。これらの資料を守るために始まったクラウドファンディングも、今回で12回目。支援はクラウドファンディング「READYFOR」プロジェクトページを通じて行うことができます。

 

 今年度は、関西初の本格的な洋式劇場として大正 12(1923)年5月に開場した大阪松竹座の開場100周年を機に、戦前に発行されていた公演資料や雑誌など、約600点の貴重な資料を補修・デジタル化します。映画やレビューの配役やあらすじなどが掲載された無料プログラム『松竹座ニュース』や、松竹座編輯部発行の『松竹座グラヒック』、松竹楽劇部(後のOSK日本歌劇団)の拠点であった大阪松竹座公演プログラム『春のおどり』などが含まれます。

 

大阪松竹座の資料を守るデジタル化修復プロジェクト、支援者募集開始 大阪松竹座の資料を守るデジタル化修復プロジェクト、支援者募集開始

 昭和初期の『松竹座ニュース』

 

 

 資料をより良い状態で保存し、さらに将来にわたり広く活用していくことを目指す今回のプロジェクト。デジタル撮影及びデータベース構築は、立命館大学アート・リサーチセンターに依頼し、デジタル化作業終了後の原本は劣化を防ぐため、株式会社資料保存器材が制作する専用保存箱で保存します。デジタル化した画像は、松竹大谷図書館館内PCで閲覧公開されます。

 

 プロジェクトでは、支援額に応じてそれぞれのリターンが設定されています。主旨にご賛同される方は、リターンの内容をご確認のうえ、ぜひご協力ください。 

 

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READYFOR クラウドファンディングプロジェクト

【第12弾】開場100周年、大阪松竹座の歴史を紐解く資料を未来へ。

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大阪松竹座の資料を守るデジタル化修復プロジェクト、支援者募集開始

 リターンの一つ、松竹大谷図書館開館65周年を記念したオリジナル文庫本カバー(デザイン:北本裕章氏)

期間

2023年9月5日(火)11:00~10月25日(水)23:00

  

支援方法

「READYFOR」プロジェクトページから、各支援金額の「リターン」を選んでクリックすると手続きできます。

 

 

 
大阪松竹座の資料を守るデジタル化修復プロジェクト、支援者募集開始

 リターンの一つ、松竹大谷図書館オリジナル組上燈籠絵クリアしおり (デザイン:北本裕章氏)

リターン(支援に対するお礼)

 支援金額に応じ、松竹大谷図書館開館65周年記念オリジナル文庫本カバー2枚1組セットや、松竹大谷図書館オリジナル組上燈籠絵クリアしおり、さらに、松竹大谷図書館見学会へのご招待などが用意されています。

 

 そのほか、プロジェクトの内容やリターンについての詳細は「READYFOR」プロジェクトページをご覧ください。

 

お問い合わせ

公益財団法人松竹大谷図書館事務局 03-5550-1694(平日10:00~17:00)

2023/09/05