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「三月花形歌舞伎」が南座で開幕

「三月花形歌舞伎」が南座で開幕

 劇場前のポスターは俳優たちの直筆サイン入りです

 2023年3月4日(土)、南座で「三月花形歌舞伎」の初日が開幕しました。

 平成生まれの俳優たちによる、3年目となる「三月花形歌舞伎」。今回は歌舞伎の人気作『仮名手本忠臣蔵』の五、六段目を中心に、全十一段の内容をぐっと凝縮し、わかりやすくお楽しみいただける、特別な舞台をお届けします。

 

 幕開きには、壱太郎、尾上右近、鷹之資、千之助、莟玉が日替りで、南座各所で収録した映像を通してお客様にご挨拶。『解説 仮名手本忠臣蔵のいろは』では、大序から四段目までのあらましと物語の背景を説明し、お客様を忠臣蔵の世界にご案内します。続いて『仮名手本忠臣蔵』の五段目、六段目を、Aプログラムでは上方式、Bプログラムでは江戸式で上演。2通りの配役に加え、東西の歌舞伎の型の違いも楽しめる、またとない機会です。締めくくりの『忠臣いろは絵姿』は、五人の花形俳優が勢ぞろいし、七段目から十一段目の名場面を舞踊と立廻りで華やかに描く趣向に富んだ演目。上の巻ではお馴染みの登場人物を人形振りやお面を使って踊り分けます。下の巻では有名な泉水の立廻りとなり、みどころにあふれ、大向うも飛び交いました。

 

「三月花形歌舞伎」が南座で開幕

 劇場外側の川端通り沿いにもビジュアルが

「三月花形歌舞伎」が南座で開幕

 1階西側ロビーには撮影スポット。隣には口上人形も!

「三月花形歌舞伎」が南座で開幕

 全身鏡の撮影スポット

 

 

 また、来場者への特製ステッカーのプレゼント、劇場内外の撮影スポット、番附購入者対象のサイン入り色紙のプレゼント企画など、開演前や幕間に楽しめる企画が満載です。最新情報は南座公式TwitterInstagramでご確認ください。解説に始まり、芝居、舞踊、立廻りといった歌舞伎ならではの表現を通して、“忠臣蔵”という大きなドラマが一度で味わえるこの公演は、歌舞伎を初めてご覧になる方にも歌舞伎ファンの方にもご満足いただけること間違いなし。“忠臣蔵”、そして歌舞伎の魅力を伝えたいという、若手俳優たちの思いが詰まった舞台を、ぜひ劇場でご堪能ください。

 南座「三月花形歌舞伎」は3月4日(土)から26日(日)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2023/03/07