2024年10月26日（土）、大阪松竹座で、「十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台　十月大歌舞伎」が千穐楽を迎え、特別カーテンコールが実施されました。

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　令和4（2022）年11月の歌舞伎座からはじまり、2年にわたり各地で行われてきた「市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」も、10月26日の公演をもって、大千穐楽を迎えました。2年間の襲名披露興行にご声援を送ってくださったお客様への感謝と興行の成功を祝い、大阪松竹座「十月大歌舞伎」千穐楽夜の部では、特別カーテンコールが行われました。

　團十郎と新之助はともに夜の部で、『口上』と『連獅子』に出演。『口上』では、出演俳優陣から襲名と大千穐楽のお祝いが述べられ、締めくくりに團十郎が迫力ある「にらみ」を披露すると、客席はいつにも増して熱気であふれかえりました。『連獅子』では親子で息のあった毛振りを見せ、今回初役で仔獅子の精を勤めた新之助は、初日からますます成長した姿で観客を魅了します。最後、場内は割れんばかりの拍手が沸き起こりました。

　『連獅子』の幕が下り、鳴り止まぬ拍手のなか再び幕が開くと、舞台後方には「令和6年10月26日大千穐楽」「2年に亘るご声援ありがとうございました！」の文字を配した看板がかかり、中央に襲名披露興行の大千穐楽を迎えた團十郎と新之助が並びます。舞台上から三方礼をした二人に、総立ちになった客席からも盛大な拍手が送られ、「成田屋！」のかけ声ととともに、金テープが舞うなか、襲名披露興行の大千穐楽にふさわしい、華やかなカーテンコールとなりました。