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大阪松竹座「坂東玉三郎 初春お年玉公演」初芝居の幕が開く
2025年1月3日(金)、大阪松竹座で「坂東玉三郎 初春お年玉公演」の初日が開幕しました。
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今回の「坂東玉三郎 初春お年玉公演」は、『口上』から始まります。玉三郎が裃姿で登場し、今年で5年連続となる大阪松竹座でのお正月公演に、新年のご挨拶とともに、ご来場の皆様へ感謝を伝えます。そして、地唄『残月』について、また『長崎十二景』の背景や趣向などを、わかりやすく解説していき、続く上演への期待が高まります。
『残月』の幕が開くと、月明りのもと、物憂げに舞台に佇む玉三郎の姿が。三味線と、箏の音にのって早世した女性を偲び、切なさを感じさせます。はかなくも美しい世界観に、お客様は一気に引き込まれます。続く『長崎十二景』は、まるで画家・竹下夢二の名作に描かれているかのような、洒脱であでやかな女性が舞台に現れると、小波津亜廉演じる男性との恋模様を繰り広げます。男が別離を継げる場面では、愛する人を思い慕う女心が胸を打ちます。情緒に富んだ、またお正月らしい華やかな舞踊劇に、客席からは大きな拍手が送られました。
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大阪松竹座「坂東玉三郎 初春お年玉公演」は、8日(水)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。
2025/01/06