歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



寒さに耐え、春には見事な花を咲かせる「釜の越桜」。

山形の見どころ


悲しい想いで機を織る鶴の娘の姿。織機の音が胸を打つ。
夕鶴の里 資料館

 大正14年に建築された製糸工場の繭蔵を改造して作られた資料館。漆山に古くから伝わる「鶴の恩返し」にまつわるジオラマや、養蚕、織物に関する資料を展示している。また劇作家・木下順二と女優・山本安英の戯曲「夕鶴」の衣裳や台本なども展示。約20分ほどの人形劇映画「鶴女房」(常時上映)は、子どもから大人まで民話の世界にぐっと引き込む、出色の名作だ。語り部による民話の口演を聞いたり、機織体験(共に要予約)もできる。

夕鶴の里 資料館・語り部の館

住所

 : 

山形県南陽市漆山2025-2

TEL

 : 

0238-47-5800

営業時間

 : 

9:00~16:30

定休日

 : 

月曜(祝日の場合は翌火曜)、年末年始(12/ 27~1/ 3)

入館料

 : 

大人310円

HP

 : 

http://nansupo.ddo.jp/nanyo-cl/yuduru/

 
熊野大社

 日本三熊野のひとつに数えられる名所。昔から東北の深い信仰を集め、「東北のお伊勢様」と呼ばれたほど人気の高い神社だ。源義家が戦勝祈願に植えたといわれる大銀杏が参道に残っている他、県指定文化財の拝殿も多くある。本殿の裏には「波に兎」の彫り物があり、この中に隠された3羽の兎を見つけると、長者になれるという言い伝えが。大きな夢を賭けて、じっくり探してみては?

住所

 : 

山形県南陽市宮内3476-1

TEL

 : 

0238-47-7777

営業時間

 : 

8:30~17:00(資料館は9:00~16:00)

定休日

 : 

無休

入場料

 : 

無料

HP

 : 

http://www.genbu.net/data/dewa/kumano_title.htm


あちこちにお社があり、それぞれ違う願いを叶える神様が祀られている。
 

かすかな塩気が豆の味わいを引き立てる「塩小倉」。
(有)菓子司 十印

 その昔、店主の先祖が藩御用達の塩問屋だったことに想を得た、「塩小倉」羊羹が人気の店。あっさりとした甘さと塩加減で、小豆本来の豆の美味しさを引き出している。甘いものが苦手な人でも、ちょっとお茶請けにつまみたくなる味だ。そのほか、甘みの深い「煉羊羹」や、透明感が美しい朱色の「梅羊羹」などもあり、地元の人のお遣い物の定番になっている。若い19代目当主が和菓子と共に作る洋菓子も、ひそかな人気商品だ。

住所

 : 

山形県東置賜郡川西町大字上小松1574

TEL

 : 

0238-42-3044

営業時間

 : 

8:30~18:30

定休日

 : 

無休

塩小倉 大1,050円、小683円(税込)

 
置賜(おきたま)さくら回廊

 赤湯温泉から長井を通り白鷹までをつなぐ43km。ローカル鉄道 「フラワー長井線」におおむね沿ったルートに、樹齢500年から1200年といわれる桜が19箇所ある。日本のさくら名所100選「烏帽子山千本桜」、国指定天然記念物「伊佐沢の久保桜」「草岡の大明神桜」、県指定天然記念物「薬師桜」「釜の越桜」など、どれも名木ぞろい。「ふるさと山形の道愛称100選」に認定されている。見ごろは例年4月下旬~とのこと。

お問合せ

 : 

白鷹町観光協会 TEL:0238-86-0086

HP

 : 

http://www1.shirataka.or.jp/sakura/

桜並木をゆっくり眺めるローカル線の旅もおすすめ。
 

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