「みんなでつくる歌舞伎美人」特別編 皆様のメッセージ発表 「みんなでつくる歌舞伎美人」特別編 皆様のメッセージ発表

南座スタッフインタビュー

  • 南座支配人

    Q1. 南座でのお仕事内容
    支配人です。劇場の運営責任者です。業務内容は多岐にわたります。いちばん意識していることは公演初日の終演後のお客さんの表情です。ご満足されてお声かけいただけるととてもうれしいです。


    Q2. 南座のお気に入りポイント
    丸太町の橋から眺めた南座の遠景です。京都の町は夜がはやくて北に行けば行くほど闇がふかくなります。晩秋の丸太町橋から市中を眺めたときに仄かに町を照らしているのが南座の外観ライトアップです。自転車に乗って帰宅する途中に橋から眺めると、あたたかい灯に心がほっとして懐かしい気持ちになるのです。数十年前に比べると明かりが黄色いので余計にそう思います。学生のときに眺めていた日常の風景のなかに自分が当事者として身を置いているのが感慨深いです。

    夜景

  • 監事室さん

    Q1. 南座でのお仕事内容
    「監事室」という部署にて、舞台やキャスト・スタッフの皆様に関するさまざまな事柄の管理・運営・調整などなどを幅広く行っております。


    Q2. 南座のお気に入りポイント
    私のお気に入りポイントは、裏方スタッフのプロの技の数々です。南座では、お客様にお芝居をお届けすべく、大道具さんや小道具さん、照明さん音響さん操作盤さん等々…何十人もの裏方スタッフが働いています。全員がそれぞれプロの技を駆使して一つの舞台を作り上げていく様子は、何度見ても惚れ惚れします。お客様の目には触れない部分ではありますが、上演前や休憩中に暇だなと思う瞬間がありましたら、下りている幕の向こうで今まさにたくさんのスタッフが活躍しているのかな…と想像してみてくださいませ。少し違った舞台の楽しみ方ができる、かもしれません。


    舞台機構

  • 音響係さん

    Q1. 南座でのお仕事内容
    主な業務として劇場で行われる演劇、イベント等の音源の再生およびPA業務等を行っています。


    Q2. 南座のお気に入りポイント
    私が南座でおすすめしたいポイントは、舞台上から見る客席の風景です。
    ズラリと並んだ提灯、天井に埋め込まれた風情のある照明。それらに明かりが灯り、朱色の座席と相まってまばゆく輝く様はとても綺麗なのです。これらを舞台上から見た光景は、普段は役者さんやスタッフにしか見ることのできないものなのですが、ある公演期間中は、お客様にもその風景をご覧いただける機会があります。その名も「南座 舞台体験ツアー」!
    その公演ではお客様が舞台に立ち、普段は見ることのできない南座のさまざまな場所を見たり、歩いたり、体験したりすることができるのです。不定期開催ですので次の公演がいつになるかはまだわかりませんが、開催されました際にはぜひご来場いただき、舞台上からの客席の風景を写真に収めていただきたいと思います。


    客席風景

  • 照明係さん

    Q1. 南座でのお仕事内容
    所属は関西演劇部の照明で、公演にかかわる全ての照明、プラン、オペレートや機材の管理、保守等をしております。


    Q2. 南座のお気に入りポイント
    私のおすすめポイントをご紹介します。南座前にある大提灯。京都四条といえば南座の大提灯を思い浮かべる人も多いと思います。実はここだけの話、年に数回大提灯を外しているときがあります。何のときだと思いますか?それは台風のときです。今のところ照明の仕事になっておりまして、時には雨に濡れながら出勤メンバー総出で着脱しています。中身の電球も今はLEDに変わりましたが、つい最近までは電球が切れるたびに脚立に登って交換をしておりました。そんな大提灯は南座の公式キャラクター、みなみーなのモデルでもあります。
    皆に愛される大提灯。待ち合わせなどのランドマーク。そんな役割に一役買っていると思って仕事をしております。


    大提灯

  • 案内係さん

    Q1. 南座でのお仕事内容
    案内係です。劇場にご来場くださるお客様のチケット確認、館内・客席での案内を始め、番附・グッズの販売なども行っています。劇場内で流れている館内放送も、案内係が毎日担当しているんですよ。
    舞台の上演中は劇場内でお客様をお見守りするなど、皆様が快適で楽しく、安全にご観劇頂けるようサポートしています。南座ではイベントを行う機会も多く、時にはイベントアテンドスタッフとして、時には舞台体験でのガイドとして、皆様をお出迎えしています!


    Q2. 南座のお気に入りポイント
    南座は劇場全体にアールデコ様式の装飾が施されていて、とても華やかです。また、毎年12月に行われる「吉例顔見世興行」では、劇場外の正面に「まねき看板」を、劇場内ロビーには「竹馬」を設置しており、こちらは迫力満点!ご来場の際には、ぜひたくさん記念のお写真をお撮りいただきたいです。幕間の休憩時間にはぜひ「南座のおいしいコーヒー」をお召し上がりください。コロナ禍以降販売中止していましたが、今年10月に復活しました。お客様からも人気で、幕間時間にお席でコーヒーをお召し上がりになる姿をよく見かけます。南座のさまざまな最新情報は、南座宣伝部長の「みなみーな」がSNSで発信しています。大活躍のみなみーなは案内係にも大人気で、マスコットやアクリルスタンドを好評発売中です!

    南座のおいしいコーヒー

    コーヒー1杯につき、八ッ橋1枚プレゼント!

  • 宣伝部長 みなみーな
    プロフィール画像

    Q1. 南座でのお仕事内容
    2018年の新開場の時から、南座の宣伝部長をしているよ。チラシやポスター作り、取材の調整などやる事いっぱい。なかでも、SNSでの発信に力を入れているよ。いつも俳優さんたちが快く写真撮影に協力してくださって大感謝だから、もっともっとみんなに南座の魅力が伝わるように頑張るよ~!


    Q2. 南座のお気に入りポイント
    おすすめは南座の一番高いところにある梵天と櫓!櫓は元和年間に政府(時の京都所司代)から営業を許可された証として、設置されたもので、今もその伝統を受け継いでいるよ!(みなみーなの頭の上にも…!!)さらに、顔見世興行の期間中だけ、この櫓の前にもまねき看板を設置されているのを知っているかな?南座は、どの角度から見ても楽しめる建物だから、たくさん写真を撮ってSNSでシェアしてね~!照れくさいけど、実は南座、国の登録有形文化財で、京都市の歴史的意匠建造物でもあるよ!


    櫓と梵天

【コラム②】 南座のまねき看板

 南座で伝統として受け継がれているのが、庵形のついた看板に、勘亭流で俳優の名前を記し、上部をその俳優の紋で飾った「まねき看板」。

書家による揮毫は「まねき書き」と呼ばれます。「劇場も隙間なく大入りになるように」と縁起を担いて、看板に役者の名前が記されます。

 完成したまねき看板を劇場前に掲げる行事は「まねき上げ」と呼ばれます。青竹で組まれた矢来の前面に、長さ1間×幅1尺×厚さ1寸(約180センチ×約30センチ×約3センチ)の、大きなまねき看板が1枚ずつ掲げられていく様子は京都の冬の風物詩となっています。

2023年12月1日(金)~24日(日)

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