今回のテーマ:歌舞伎のココが好き
昨年の歌舞伎美人リニューアルを記念して始動した、「みんなでつくる歌舞伎美人」企画。普段から歌舞伎美人をご利用いただいている皆様と一緒に歌舞伎美人をつくっていきたい、歌舞伎ファンの皆様と歌舞伎が好きという気持ちを共有したい、との思いで始まりました。
第2回「歌舞伎のココが好き」では、皆様の歌舞伎が好き!という熱い思い、さまざまな視点での歌舞伎の魅力が伝わるたくさんのエピソードが集まりました。いずれの文章からも、皆様が歌舞伎を愛する気持ち、「好き」と感じた瞬間の楽しい気持ちがあふれて伝わってきます。ぜひ共感いただきながら、新たな気づきをもちながら、楽しんでご覧ください。
素敵なメッセージをお寄せくださいました皆様に、そしていつも歌舞伎美人をご利用くださる皆様に、厚く御礼申し上げます。
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- しぇりーさん50代
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歌舞伎座へ行ったときの匂いです。青畳やお香が混ざったような良い香りのする空間がとても印象的でした。その中で綺麗なお姫様やかっこいい武士が美しい舞台で舞い踊る。そして、お囃子や唄、柝の音も心地良く、このままずっとここにいたい!と思いました。
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- chikachan-gooさん50代
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席に着き定式幕が開く瞬間、現実から演目の時代に自分も一緒にタイムスリップ。ココが好きです。
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- biwa1013さん
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江戸時代に演じられた作品を、受け継がれて現代で観ることができる奇跡。お囃子や幕間のお弁当、雰囲気が季節に関係なく、お祭り気分でわくわくする。女方の美しさを観ること。
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- ひろやんさん50代
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役者に華があること。そして伝統を守りつつ挑戦する姿勢が好きです。歌舞伎座に入ったときの異空間のような空気が好きです!
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- もうすぐ社会人さん20代
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歌舞伎の「音」が好き。ツケの音、鳴物の音、歩く音、いろんな音によって芝居のなかに引き込まれていきます!!
今年観た「錦秋御園座歌舞伎」では『歌舞伎のみかた』で歌舞伎の音がたくさん紹介されていてとても楽しかったです。2020年10月御園座「錦秋御園座歌舞伎」はこちら
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- Alexanderさんロシア
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What I like about kabuki? Our first meeting was in the late 1980s in Russia, and many many others since then. Like Russian ballet it is a unique form of art full of conditionalities, but even more beautiful and exciting due to them, and evoking deep feelings every time you are watching it! Every aspect of the performance – hanamcihi, striped curtain and its drawing, musicians and hyoshigi, wigs and costumes, not the mention profound acting – add to the magnificent experience of seeing kabuki.
(意訳:私は1980年代後半にロシアで初めて歌舞伎に出会い、それ以来何度も観ています。ロシアのバレエと同様に、歌舞伎にはさまざまな「決まりごと」がある特有の芸術であり、それらによってさらに美しく、観るたびに深い感動を覚えます!花道、定式幕、美術、音楽に拍子木、鬘や衣裳、そして言うまでもなく重厚な演技…すべての要素が観劇の体験をさらに素晴らしいものにしてくれます。)
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- ゆーみんさん40代
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私は歌舞伎の豪華な衣裳が特に好きで、いつもどう衣裳を管理されてるのかとても気になっています。 特に女方の衣裳は本当に美しく歌舞伎でしか観られないような豪華で貴重な衣裳があるのでそこにもとても注目しています。 衣裳の解説や展示、特集ももっと見てみたいです。
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- ひぃさん40代
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日常を忘れた劇場空間で素晴らしいお芝居を観られる。豪華な衣裳で美しい姿に魅せられたり、悲しい内容でもどこか温かさを感じたり。歌舞伎を観ることで、気持ちがとても元気になります。
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- T.S.さん
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What I like most about Kabuki is the atmosphere in the theatre and the interaction between the actors and the audience, and the bombastic and historical plays which give a window onto the Japan of the past.
(意訳:私の“歌舞伎のココが好き”は、劇場の雰囲気と俳優と観客との関係性です。また、荒事や時代物の作品は、日本の歴史を知るための入り口となります。)
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- 天丼さん70代
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歌舞伎の何もかもが好きですが、特に女方さんに魅了されます。男性が演じる傾城、姫、芸者等の数々のお役の美しさ、艶やかさ、立役の方に対する心遣い、舞台を拝見していて、いつもその素晴らしい演技に心奪われております。
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- おとわやさん50代
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江戸の市民も楽しんだ娯楽を共有できること。歌舞伎座の中にいるときは、東京都民ではなく「江戸っ子」になれる。
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- らららっくまさん50代
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衣裳、道具、背景などのデザイン、色彩の美しさ。幕が開く前からワクワクします。他では決して観られません。
本ページに掲載の浮世絵はすべて国立国会図書館蔵です。
本ページに掲載の歌舞伎座内観写真は、通常の公演形態時のものになります。現在は、新型コロナウイルス感染症対策のため、客席数を制限させていただいております。