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歌舞伎文様考

インタビュー・文・富樫佳織、構成・栄木恵子(編集部)

 四季折々の自然や花鳥風月に特別な想いを抱いて生きてきた私たち日本人。

 その美意識は「文様」という美的パターンに凝縮され、暮らしを彩ってきました。

 江戸から400年続く歌舞伎の舞台もまた、さまざまな時代の、そして通人たちが生み出してきた美しき文様なしでは語ることができません。

 舞踊『藤娘』の藤の精が締める「ふじ」という言葉をデザインした文様と舞台の大きな藤の木との見事なコントラスト。御殿を飾る竹や四季の花をモチーフにした文様。『実盛物語』の実盛が身につけている裃には、はるかシルクロードを経て伝わった唐草の意匠が刻まれています。

 文様を通して歌舞伎を観れば、日本が育んで来た美と歴史の再発見ができるはず。

 東京藝術大学先端芸術表現科で教鞭をとり、唐草模様の誕生とデザインの変容を綴った「唐草抄」の作者でもある伊藤俊治教授と歌舞伎の美しさを探訪します。

 歌舞伎を、そして劇場を文様で読み解く新趣向の知的探訪。本日は東銀座の歌舞伎座を訪れました。

  • 其の一文様に生命を与える芝居空間
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  • 其の二歌舞伎の舞台に日本の自然観を読み解く
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  • 其の三文様に生命を注ぎ込む舞台の魔力
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  • 其の四1枚のタイルの物語『伝東大寺敷瓦』
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歌舞伎文様考

日本人の春を彩る代表的な花、桜。 あっという間に満開となり、名残惜しさとともに散っていく美しさに人は、格別の思い入れを込めてきました。—2009.03.19

今回の文様は女性の登場人物の衣裳でおなじみ麻の葉文様。麻の葉を介してつながる女性の数奇な運命が浮かび上がってくるように思えます。—2009.02.19

初春にふさわしい願いが凝縮された文様をご紹介します。おなじみの「亀甲文様」。その誕生のルーツを紐解けば、吉祥を願う人々の心、生活の中に生きる祈りが見えてきます。 —2009.01.26

『助六由縁江戸桜』では傾城揚巻が豪華な打掛を脱ぐと、真っ赤な着物に金色の豪華な火焔太鼓があしらわれ観客の目を奪います。これも火焔文様がモチーフ。—2008.12.24

今回は「源氏車」をとりあげます。 源氏物語の世界を象徴する文様に様々な意味を読み解くと、ますます舞台を観るのが楽しみになります。—2008.11.26

前回に続き、話題の作品の衣裳を手がけ続けてきたコスチューム・アーティストのひびのこづえさんと、東京藝術大学先端芸術表現科教授の伊藤俊治さんとの対談です。—2008.10.25

話題の作品の衣裳を手がけ続けてきたコスチューム・アーティストのひびのこづえさんと、東京藝術大学先端芸術表現科教授の伊藤俊治さんとの対談です。—2008.09.25

今回は上方和事の衣裳に注目します。荒事の衣裳とはまた違った柔らかなデザイン。その文様は人の「こころ」を映す鏡でもあります。—2008.08.23

今回は美しい衣裳の変容で魅せる「舞踊」に注目します。変化する衣裳、そこに描かれた文様のひとつひとつには、物語を際立たせる意味がありました。—2008.07.24

今回は江戸歌舞伎を象徴する「荒事」に注目します。荒ぶる魂がほとばしる、そのルーツを文様や勇壮な衣裳に探します。—2008.06.27

数千年前に生まれ、大陸を通って日本にもたらされた唐草が、歌舞伎と出会ってどのように開花したのか。衣裳や大道具の中に悠久の時間が紡ぎ出すロマンを見つけます。—2008.05.29

俳優と観客とをつなぐ架け橋として、江戸時代には世界に類を見ない文様が生まれました。役者そのものをモチーフにした「役者紋」です。—2008.04.29

日本人は、文様にうつろう四季のダイナミズムや自然と暮らす人間のドラマをも盛り込みました。今回は歌舞伎の衣裳を見ながら、文様に隠された発見をご紹介します。—2008.03.31

十七代・長谷川勘兵衛さんを訪ねての対話から、文様に込められた役者と道具方との息の合った舞台創り、受け継がれる文様の美を紐解きます。—2008.02.29

武家屋敷や御殿にはたくさんの文様が散りばめられています。様々な文様は俳優と道具方の密な関係によって歌舞伎が創られてきたことを物語ります。—2008.01.30

歌舞伎の衣裳や大道具、役者紋などから様々な文様をとりあげ、江戸が生んだ最先端デザインに注目。文様に秘められた物語を発掘します。—2007.11.27

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