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平成中村座、初日開幕を告げる一番太鼓

平成中村座、初日開幕を告げる一番太鼓

 平成中村座「一番太鼓」左より、田中傳左衛門、中村勘九郎

 

 2022年10月5日(水)、「平成中村座 十月大歌舞伎」の初日に一番太鼓が行われ、中村勘九郎が出席しました。

 平成中村座ならではの儀式である「一番太鼓」。寛永元(1624)年に初世田中傳左衛門が開場を知らせる太鼓を打ったのが始まりで、平成中村座では、毎回初日に「一番太鼓」が行われています。勘九郎から撥(ばち)を渡され、田中傳左衛門が神妙な面持ちで開幕を知らせる大太鼓を打ちました。一番太鼓の音が4年ぶりに浅草に鳴り響き、いよいよ始まる平成中村座の公演の開幕を告げます。

 

平成中村座、初日開幕を告げる一番太鼓

 

 勘九郎は、「4年ぶりに浅草に帰ってきました。今から180年前、天保13(1842)年10月5日に中村座がここ浅草の地で開幕しました。同じ10月5日に初日を迎えられるという、奇跡的なご縁を感じます。宮藤官九郎さんに書いていただいた新作『唐茄子屋』ももちろんですが、古典のもつ魅力も合わせて、平成中村座でご堪能いただきたいと思います。今日から2カ月、皆様のご来場をお待ちしております」と、思いを込めてコメントしました。 

  「平成中村座 十月大歌舞伎」は、27日(木)までの公演。「平成中村座 十一月大歌舞伎」は、11月3日(木・祝)から27日(日)までの公演。チケットはそれぞれ、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2022/10/05