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八代目菊五郎、菊之助が日本外国特派員協会(FCCJ)会見に登壇

八代目菊五郎、菊之助が日本外国特派員協会(FCCJ)会見に登壇

 

 2026年3月26日(木)、東京・丸の内の日本外国特派員協会(FCCJ)で、八代目尾上菊五郎、尾上菊之助が記者会見を行いました。

八代目菊五郎、菊之助が日本外国特派員協会(FCCJ)会見に登壇

 

伝統を背負う覚悟と、次世代へのバトン

 令和7(2025)年5月歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」での大名跡襲名からまもなく1年。これまでに全国各地で襲名披露公演を重ねてきた二人が、海外・国内メディアを前に現在の心境と歌舞伎の未来を語りました。

 

 菊五郎は、この1年を振り返り、「菊五郎という名前を継ぐことは、歴代の魂と責任をすべて背負うこと。その重みはまるでエベレストの頂上を目指すような感覚でした」と、音羽屋の大きな看板を担う重責を率直な言葉で表現しました。一方で、「先祖代々の菊五郎がつくり上げた憧れの演目に挑戦できる喜び、そして何よりお客様の温かい拍手に支えられた1年でした」と感謝を述べました。

 

 ともに登壇した菊之助は、4月から中学生になる清々しい姿で登場。会見冒頭では、親子そろって堂々とした英語でのスピーチを披露し、会場に集まった記者から拍手が送られました。記者からの「プレッシャーを感じることはありますか」という問いに対し、菊之助は「感じることはありますが、ゲームをしたり、大好きな音楽を聴いてリフレッシュしています」と、12歳の等身大の素顔をのぞかせ、会場を和ませる場面も。

 

八代目菊五郎、菊之助が日本外国特派員協会(FCCJ)会見に登壇

 

門戸を開き、歌舞伎を未来へ

 会見では、新しい観客や海外へ向けた発信についても触れました。菊五郎は「歌舞伎の根底にあるのは『思いやりの心』。これは世界共通の感情です。門閥を問わず志のある若手を育成し、伝統を守りながらも革新を恐れず、次の世代へ繋いでいきたい」と、力強く展望を語りました。

 

  会見の最後には、海外記者から伝統芸能の厳しさについて質問が。菊五郎は「厳しさのなかにある美しさを、言葉の壁を超えて伝えていきたい」と結び、八代目としての決意を改めて示しました。襲名披露の掉尾を飾る公演が、6月博多座「六月博多座大歌舞伎」、7月巡業「松竹大歌舞伎」と控えています。音羽屋の新たな歴史を刻む二人の勇姿に、引き続きご注目ください。

 八代目尾上菊五郎が出演する歌舞伎座「四月大歌舞伎」は、27日(月)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2026/04/07