歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



題字・紫舟、インタビュー・文・富樫佳織、写真・TONY、構成・佐藤奈緒、撮影協力・ 喫茶店 友路有

 歌舞伎は現代でいうテレビのような存在だったのではないかと思います。時の政局を皮肉り、金持ちボンと遊女の心中を悲恋の物語として書き下ろして上演する。江戸時代は速報性が命! 時代の気分をすぐに反映させるニュースやワイドショーのような役割があったのではないでしょうか。
 そんな中でも、強烈な登場人物がこれまた強烈な行動を繰り広げる芝居があります。『法界坊』。そこに描かれる人間の姿に観る者は何を見出すのか-

 今回のゲストはお笑いタレント、俳優、劇作家、映画監督と様々な顔を持つダンカンさんです。社会状況を鋭く風刺する作品を数々作り続けているダンカンさんは、江戸の破戒坊主をどう見つめるのでしょうか。

1.歌舞伎、およそ20年ぶりです
2.娯楽はブラックな視点から生まれる
3.ぼんやりと共感できる悪の必要性
4.型があるからこそ生きる面白さ

富樫佳織の感客道

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