歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



題字・紫舟、インタビュー・文・富樫佳織、写真・トニータニウチ、スタイリスト・寺田邦子、ヘアメイク・宮藤誠、構成・佐藤奈緒

 江戸時代に生まれた歌舞伎は多くの話を浄瑠璃に取りながら、座頭(ざがしら)や役者、狂言作者が演出技巧を凝らし進化してきました。役者が身につけるきらびやかな衣裳が観客の目を奪い、変幻自在のケレンで度肝を抜く。巷で話題の商品や流行音楽、吉原での遊びもすぐに取り入れる遊び心が活き活きとした舞台を作り続けてきたのです。
 創造する、演じる楽しさがほとばしる現代の若き歌舞伎俳優の挑戦。そのひとつが、毎年秋の恒例となった中村勘太郎さん、中村七之助さんの『錦秋特別公演』です。 ?

 今回は特別編として、中村七之助さんに公演に寄せる想い、そして歌舞伎をより楽しむ観方を伺います。
いまだかつてない趣向で作り上げる『錦秋特別公演』に、七之助さんも期待いっぱいで臨みます。

1.強さと繊細さの『錦秋特別公演』 ? 伝統を継ぐ若手が生み出すもの
2.DNAに刻まれた芸 ? こころを表現する面白さ
3.歌舞伎の楽しみ方 ― とにかく驚いて、感じてみる

富樫佳織の感客道

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