歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



脳科学者・茂木健一郎さん(前編)
題字・紫舟、インタビュー・文・富樫佳織、写真・TONY、構成・小山龍介(編集部)

はじまりによせて

 「歌舞伎を観てみたい。でも勉強しなきゃいけないんですよね?」としばしば言われます。確かに「古典芸能」の四文字には、よほどの興味ときっかけがなければ踏み込めないのでは、という威圧感がある。
 ところが江戸時代の芝居小屋を描いた絵を観ると、当時の人たちはむしろ食べたり飲んだり時には寝転がったりしながら思い思いの時間を過ごしていたようです。明治、大正、そして戦前までは「歌舞伎に行くのに予習をする」という習慣はありませんでした。

 伝統を受け継ぎながら時代とともに生まれ変わっている歌舞伎。
 21世紀の今だからこそ古典の中に新しさを見つけたい。自分の身近な生活によせて「感じ入る」歌舞伎の楽しみ方を各界でご活躍されているかたとともに探ってゆきたいと思います。

 自由な感性で楽しむ感客道。はじまります。

1.歌舞伎を感じる ?身体で味わう感劇道!??
2.幕間は素早く楽しく
3.歌舞伎は脳へのご褒美!??なぜ同じ演目を何度観ても面白いの??

富樫佳織の感客道

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