歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



脳科学者・茂木健一郎さん(後編)
題字・紫舟、インタビュー・文・富樫佳織、写真・TONY、構成・小山龍介(編集部)

感客道とは

 「歌舞伎を観てみたいけど予習が必要ですか?」とよく言われます。約束事を知れば歌舞伎の奥深さを味わえるのは確かです。ところが江戸時代はもちろん、明治、大正、戦前まで予習をして観劇する習慣はなかったといいます。

 そこで、自由に歌舞伎を味わう客の心を「感客道」と名付け、観て感じ入る客の道を各界でご活躍されているかたとともに探ってゆきたいと思います。

 ゲストは前回に引き続き、脳科学者の茂木健一郎さんです。

1.歌舞伎はクオリアに満ちている
2.劇場は『傾く』エネルギーを充電する場所
3.現代の『傾きもの』として生きていきたい

富樫佳織の感客道

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