歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



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題字・紫舟、インタビュー・文・富樫佳織、写真・トニータニウチ、構成・佐藤奈緒、撮影協力・銀座吉水

 新しい年を迎え、今年は歌舞伎を観てみたい!と思う方や、今年はもっと劇場に行きたい!と思った方も多いのではないでしょうか。現代的な生活を送る中でふと「やっぱり日本人だなぁ」と気づいた時、自分の中に内在する「日本人のルーツ」をもっと知りたいと考えることがあります。そのひとつのきっかけが、歌舞伎を観ることではないでしょうか。

 2010年最初のゲストは、俳人の黛まどかさんです。女性ならではの感性を17音に織り込んだ句は多くの人の「日本人魂」を揺さぶります。水面に一滴の雫が落ちたかのように、静かに、しかしどこまでも広がる句の世界観―。

 黛さんとの観劇には日本人が生きてきた道を感じる「気づき」が溢れています。

着物を纏うのは“挨拶”である
作品に余白を紡ぐ、余白を読む
鑑賞者と一体となって完成する表現
“和”の心を暮らしの中で育てる

富樫佳織の感客道

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