歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



題字・紫舟、インタビュー・文・富樫佳織、写真・トニータニウチ、構成・佐藤奈緒、撮影協力・旬彩 Tsukiji HARUTA

 江戸の日本人を熱狂させた歌舞伎が生まれてから400年。その芸、その物語は明治、大正、昭和、そして平成と日本人が辿ってきた時代の空気を吸い込みながら生き続けてきました。
 古典芸能と聞くと「勉強しなければ分からないのでは」とついつい思ってしまいがちです。ところが、私たち日本人のDNAが生きる歌舞伎には例え知識がなくても、心を揺すぶられる瞬間が散りばめられているのです。

 観客の数だけある「感じる心」を各界の著名人に伺う感客道。
 最終回のゲストは女優として活躍している銀粉蝶さんです。1981年に劇団「ブリキの自発団」を結成し、舞台、映画、テレビドラマで幅広くご活躍する銀粉蝶さんの視線は「役を生きる」という役者の性をとらえます。

この瞬間しか見られない美が、舞台にはある
芝居は細部に宿る
役者の生き方が作り上げる芝居
役を生きる、という仕事

富樫佳織の感客道

バックナンバー