歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



題字・紫舟、インタビュー・文・富樫佳織、写真・TONY、構成・佐藤奈緒、撮影協力・茶寮一松

 現代を生きる私たちは、なにかと理不尽なことにさらされがちです。
 ストレスの溜まりがちな人間関係や会社での気が乗らない仕事…ついつい「あー!もう」なんて思う時、歌舞伎を観るとスッキリする。そんな経験は私だけでしょうか。
 歌舞伎の中で当然のように描かれる義理人情や忠義の心。今とは世の中が違うとはいえ、日頃のモヤモヤの解決策はそんなところにある気もする…。

 今回は日産自動車「Be-1」や「PAO」、MOMAの永久保存作品となったカメラ「O-Product」などを世に送り出したコンセプターの坂井直樹さんと歌舞伎を拝見しました。観劇は二回目とおっしゃる坂井さんと観たのは『忠臣蔵』。常に時代の先端を走り続けるクリエイターとしての目線。そして、義理人情や主と部下との関係が交錯する芝居を通して、日頃の悩みがパっとクリアになる考え方を会得した感客道です!

1.時空を超えるための仕掛け
2.忠臣蔵に見る、社会人の生きる道
3.最後の『日本人』世代として思うこと
4.劇場で観るから面白い!理由

富樫佳織の感客道

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