歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



題字・紫舟、インタビュー・文・富樫佳織、写真・TONY、構成・小山龍介(編集部)

感客道とは

 「歌舞伎を観てみたいけど予習が必要ですか?」とよく言われます。たしかに約束事を知れば歌舞伎の奥深さをより味わえるでしょう。ところが江戸時代はもちろん明治、大正、戦前まで予習をして観劇する習慣はなかったはずです。

 そんな自由に歌舞伎を味わう客の心を「感客道」と名付け、勉強いらずで「観て感じ入る客の道」を各界でご活躍されている方とともに探ってゆきたいと思います。

 ゲストは、この連載の題字を書いてくださった書家の紫舟さんです。
6歳より書を始め、20代で書家としてデビュー。2005年にはベネチアンビエンナーレ企画展に作品出展を果たし、現在まで映画の題字や広告など幅広い分野で活動されています。
実は歌舞伎を観るのは今回が初めて。伝統文化というフィールドでお仕事をされている紫舟さんの「感客」ぶりが楽しみです。

1.はじめての歌舞伎 ?「動き」に表現者の魂を感じる?
2.100年残る「長持ちする」作品を創りたい
3.観劇は遠足に似ている

富樫佳織の感客道

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