歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



題字・紫舟、インタビュー・文・富樫佳織、写真・中庭愉生、構成・小山龍介(編集部)

 今回の舞台は渋谷です。駅から公園通りへと続くセンター街の道筋は江戸時代、川が流れていました。新しい人々、流行が常に流れ続ける街、渋谷。

 その東側には、今回の感劇の舞台となるシアターコクーンがあります。反対の西側には、黄色に赤のロゴがビビッドに浮き上がるレコードショップ。渋谷のランドマーク的存在です。

 今回のゲストは、このレコードショップが世に放った「NO MUSIC, NO LIFE.」というメッセージを生み出したクリエイティブディレクターの箭内道彦さんです。

 箭内道彦さんは、広告クリエイターとしてタワーレコードのCMや資生堂の「uno」のCMシリーズなど一度目にしたら忘れられない作品の生みの親。おそらく現在、日本で最も多くのCMを作っているクリエイターのひとりです。そのご活躍は広告にとどまらずCDジャケットや映画ポスターのグラフィックや、フリーペーパー『風とロック』の発行、『風とCM』『クリエイティブ合気道』などの著書や作品集と広いジャンルに渡っています。

 日本の「現在」をひた走る箭内さんは、歌舞伎にどんなエッセンスを感じるのでしょうか。

1.ギリギリ感、それは生命とクリエィティブの合体!?
2.河竹黙阿弥はどんなクリエイターだったんだろう?
3.歌舞伎とロック

富樫佳織の感客道

バックナンバー