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愛之助が11月「永楽館大歌舞伎」製作懇親会で意気込みを語りました

愛之助が11月「永楽館大歌舞伎」製作懇親会で意気込みを語りました

 「第四回永楽館大歌舞伎」の製作懇親会が7月21日に大阪市内のホテルで開かれ、座頭の片岡愛之助が公演への意気込みを語りました。

まず最初に―――
 この度の東日本大震災では、命の大切さ、尊さを身をもって痛感しました。しかしそれで日本中がどんどん暗くなることは、どなたも望んでおられることではありません。日本中が明るい気持ちになって頂くことも大切なことです。私たちの仕事は皆さんに夢を与え、力を与える職業ですから、今回の公演もそんな気持ちもこめて力の限り勤めたいと思っています。

『引窓』について―――
 永楽館でご覧になるお客様の立場に立って、その上で初役に挑戦できるものを選ばせていただきました。『引窓』は、父の秀太郎がお早を、また十次兵衛や濡髪は、おじの仁左衛門や我當、そして祖父の十三代目が演じてきた、松嶋屋にとって思い出深い狂言ですので、以前からいつかは演じてみたいと思っていました。今回は錦之助のお兄さんとご子息の隼人君にもご出演頂きます。錦之助のお兄さんとはご一緒させて頂く機会がこれまであまりなかったので、大変楽しみにしています。

『茶壺』について―――
 これも熊鷹太郎を初役でさせて頂きます。以前、麻胡六をさせて頂いたことがありますが、狂言舞踊で、見ての通りの人相の悪いものとまじめなものとが登場する、どなたがみてもわかりやすい狂言です。踊りは藤間のご宗家に振付をご指導いただき、勤めさせて頂きます。

愛之助が11月「永楽館大歌舞伎」製作懇親会で意気込みを語りました


古い芝居小屋ならではのみどころ―――
 都会の劇場や多目的ホールでは体験できない劇場です。永楽館の舞台は天井の高さも低く、小さなサイズの小屋なんです。でも昔はこのサイズの小屋で歌舞伎をやっておられたわけで、まずはそのサイズのお芝居を楽しんで頂きたいです。それからどこに座られても役者との距離が近いということです。お客様と心のキャッチボールができる大好きな小屋です。

これまでの公演をふりかえって―――
 第1回から振り返りますと本当にいろいろとありまして、気がつくともう4回目になったんだなあと胸が熱くなります。毎回、演目を決め、出演者を決めるのがなかなか大変ですが、基本はチーム上方でがんばり、そこに毎回ゲストのような方に入って頂くようにしています。運営でも地元のボランティアの方々にも参加して頂いて、非常に感謝しております。

 兵庫県豊岡市出石町で行われる「第四回 永楽館大歌舞伎」は11月4日から9日まで。皆様のご来場をお待ちしております。また、初日前日の3日には、出石お城まつり会場にて、出演者によるお練りも行われます。どうぞお楽しみに。

永楽館ホームページ

愛之助が11月「永楽館大歌舞伎」製作懇親会で意気込みを語りました

2011年07月27日

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