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又五郎が芸術選奨文部科学大臣賞を受賞!

matagoro_harimaya_sp.jpg 平成23年度芸術選奨が文化庁から発表され、中村又五郎が演劇部門の「文部科学大臣賞」を受賞しました。

 芸術選奨は、昭和25年度から続く賞で、演劇ほか芸術と評論など11分野において「優れた業績をあげ、新生面を開いた者」に贈られるものです。19日には文部科学省で賞の贈呈式が行われます。

 今回の贈賞理由として文化庁からの発表は、以下のようになっています。

 「9月、新橋演舞場での三代目襲名披露で、義太夫狂言の名作『菅原伝授手習鑑』から『寺子屋』の武部源蔵と荒事の基本『車引』の梅王丸を演じ分けて、芸域の広さを見せた。ことに初役の源蔵は、物思いにふける花道の出から、中村吉右衛門氏の松王丸に対峙して一歩も譲らない首実検まで、その立場、境遇、人柄までが鮮明な源蔵だった。踊りにも定評があり、充実の一途である。人間国宝の吉右衛門に代表される播磨屋一門にあって芝居に厚みを増す役者としての存在は大きい」

中村又五郎のコメント
 京都四條南座「秀山祭三月大歌舞伎」に出演中の又五郎さんにうかがいました。

受賞の一報を聞いて――
「お亡くなりになられた神谷町のおじさん(七世中村芝翫)、天王寺屋の兄さん(五世中村富十郎)をはじめ、多くの諸先輩の方々のご指導のお蔭と感謝しております」

評価された『寺子屋』と『車引』について――
「『車引』の梅王丸は、子どものころ父(四世中村歌六)に教わり、歌舞伎座で演じさせていただいた(昭和41年6月)思い出の役です。今回は襲名ということで、山城屋の兄さん(坂田藤十郎)、播磨屋の兄さん(中村吉右衛門)がおつきあいくださいました。また、『寺子屋』の源蔵は、初役ということで、播磨屋の兄さんが一から教えてくださいました。この二役を評価いただいたことは、誠にうれしく、ありがたく思います」

これからの抱負――
「一日一日の舞台を、大切に勤めてまいります」

2012年03月14日

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