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【上演時間掲載】玉三郎が伊勢神宮で『アマテラス』成功祈願

玉三郎が伊勢神宮で『アマテラス』成功祈願

左より、小田洋介(鼓童)、坂東玉三郎、愛音羽麗
   (C)岡本隆史

 3月25日(水)、大阪松竹座5月公演『アマテラス』の坂東玉三郎ほか出演者が、三重県 伊勢神宮(内宮)で成功祈願を行いました。 

 平成18(2006)年6月に南座で初演された玉三郎演出・出演の『アマテラス』は、再演を重ねている南座のほか、東京、博多での公演だけでなく、旧金毘羅大芝居(金丸座)では特別バージョンの『アマテラス幻想』も上演されている音楽舞踊劇です。そしてこの5月、ついに大阪松竹座で初上演されます。

 天照大神(あまてらすおおみかみ)を御祭神とする伊勢神宮(内宮)にて、アマテラス役の玉三郎は「僭越だなあと思います」と言いつつ、成功を祈願しました。アメノウズメ役を再び演じる特別出演の愛音羽麗は、「アマテラス様とここへ来られるなんて(笑)。舞台には自分のすべてが出てしまうので、心もきれいにすることが大事、神社に来る気持ちと似ているなと思いました」と、清々しい笑顔を見せました。

『アマテラス』に寄せてきた新しい波
 抜けるような青空に恵まれたこの日、以前より若い人の参拝が多いことに驚いたという玉三郎は、「先ほど、権宮司もおっしゃっていましたが、物質的でないもので世の中が動いていると感じ、そのことを理屈や学問ではなく、肌で感じて皆ここに来ているのではないでしょうか。新しい波が来ているのを感じました」と語り、一昨年の3カ月興行が満員続きだったのも、「そういうことだったのかもしれないと、今日、ここに来てわかりました」。

 『アマテラス』は足かけ10年に渡って再演が繰り返されていますが、「音楽劇にしてよかった。物語にしようとするとできないのです。結論を出さない、言葉に出さないのが神様の基本と権宮司にお聞きしたのですが、『アマテラス』をつくっているときに、いくら古事記を読んでも何をしても、結論が出ないし始まりもわからない世界だと感じたことを、偶然にも思い出しました」と、伊勢神宮でのことを語った玉三郎。

 「鼓童という太鼓芸能集団に助けられたというか、統制された太鼓芸能集団とやったことがよかったのだと思います。アマテラス役はある種、巫女であって、抽象的にしていればいい。心のいさかいの中で光が失せ、皆の気持ちで再び光が戻ってくる。それをそのまま客席で受け取っていただいている。結論を求めたりせず、音楽を聴くように心で受け入れる舞台が、新しい波となっている人たちを劇場に呼び寄せる…。そこにあったのが『アマテラス』なのです」

成長を続ける鼓童
 玉三郎は太鼓芸能集団鼓童の成長ぶりについて、「新しいものをつくっていても、何も言わなくても通じる」と、4年目に入った芸術監督としての手応えを感じている様子です。次々と新たな作品を生み出し、秋には『混沌』というプログラムも発表する予定です。「稽古のことだけ考えていられるという幸せ。だからこそつくれたのでしょう」と、東京ではなく、佐渡に本拠地を置く鼓童の“不自由さのよさ”についても触れました。

 伊勢神宮は一昨年、式年遷宮を行ったばかり。スサノオ役を演じる鼓童の小田洋介は、「砂利をどかして土まで変える式年遷宮、“そこまでして”改める、新しくするということが、ここを訪れてみて自分の思い、舞台につながりました。玉三郎さんがいつもされている、新しいものに改めること、気持ちだけでなく形として新しくするということにつながりました」と、すっきりした様子を見せました。

 一昨年の公演では幕開きの曲を変えたり、常に手を加えている『アマテラス』ですが、今回も、いっそう華やかな一場になるそうです。2年ぶりの再演にご期待ください。

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大阪松竹座『アマテラス』
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出演:坂東玉三郎
    鼓童
    愛音羽麗(特別出演:元宝塚歌劇団男役スター)


日程
2015年5月3日(日・祝)~26日(火)
14:00開演(開場13:30)
※7日(木)、14日(木)休演
※8日(金)、15日(金)のみ18:00開演(開場17:30)

上演時間
【14:00開演】
第一幕 14:00-14:40
  <幕間 30分>
第二幕 15:10-16:20

【18:00開演】
第一幕 18:00-18:40
  <幕間 30分>
第二幕 19:10-20:20

※5月2日時点での予定


場所
大阪松竹座


チケット(税込)
1等席:15,000円 2等席:9,000円 3等A席:8,000円 3等B席:6,000円

2015年4月5日(日)10:00発売
チケットWeb松竹
チケットホン松竹
 ※窓口販売・切符のお引取りは4月7日(火)より。チケットホン松竹では当日券のご予約はいただけません。
・大阪松竹座、京都四條南座、歌舞伎座、新橋演舞場の切符売場
 ※窓口販売用別枠でのお取置きはございません。
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:441-810)


お問い合わせ
大阪松竹座 06-6214-2211
団体のお申込み、お問い合わせ:大阪松竹座営業課 06-6214-2212

2015年03月27日

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