間もなく開幕!「日生劇場 十二月歌舞伎公演」~扮装写真のご紹介

間もなく開幕!「日生劇場 十二月歌舞伎公演」~扮装写真のご紹介

 12月7日(水)に初日をむかえる「七世松本幸四郎襲名百年 日生劇場 十二月歌舞伎公演」

 歌舞伎をはじめ、日本初のオペラや翻訳劇にも出演した近代の名優、七世松本幸四郎(1870~1949)は、明治44(1911)年、その年に開場した帝国劇場で七世幸四郎の襲名披露興行を行いました。その襲名から100年目にあたる今年、それを記念して、七世幸四郎の曾孫である市川染五郎、尾上松緑、市川海老蔵を中心とした顔合わせによる公演が日生劇場で実現します。演目は、いずれも七世幸四郎ゆかりのものばかり!

 100年ぶりに『碁盤忠信』を復活させる染五郎は、「『碁盤忠信』は100年前、曾祖父(七世幸四郎)が襲名披露で演じた演目です。衣裳や音楽など荒事の新作を作るつもりで挑みます。私たち3人、自分の役割をしっかりと勤め、舞台上で"対決"しながら、歌舞伎のために力を合わせ頑張っていきたいと思っています」。松緑は、「『茨木』は生涯かけて勤め続けていきたい演目です。墨絵のような重厚感が出せればと思っています。『勧進帳』は、親戚3人で一年の締めくくりとしてやれることが楽しみですし、豪傑同士の力比べが眼目の『錣引(しころびき)』は絵面でお見せしたいと思います」。海老蔵は、「曾祖父が生涯に1600回以上勤めたとされる『勧進帳』の弁慶は、祖先の七代目團十郎が作ったものですので、市川家の一人として心して、気を引き締めて勤めます。曾孫3人でしのぎをけずり、芸道に精進し、これからも共に歌舞伎界を支えていきたいと思っています」と意気込みを語りました。七世松本幸四郎の曾孫にあたる3人が活躍する話題の舞台。チケット好評発売中!良い席はお早めにお求めください。

2011/12/05