パリ シャトレ劇場「坂東玉三郎 公演」のお知らせ

パリ シャトレ劇場「坂東玉三郎 公演」

 『鐘ヶ岬』/(C)篠山紀信

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 『牡丹亭』/(C)篠山紀信

 

 2013年2月5日(火)~16日(土)、パリ シャトレ劇場にて、「坂東玉三郎 公演」が行われます。

 玉三郎が初めてパリで公演を行ったのは、1986(昭和61)年のモガドール劇場で、『鳴神』『色彩間苅豆(かさね)』が披露されました。今回の公演は約2,500席を誇るシャトレ劇場での公演で、前半3公演は地唄舞を、後半7公演では昆劇という、二つの舞台をご覧いただきます。

作品についての玉三郎のコメント
 パリのお客様にできるかぎり多様な演目を見ていただきたいと思い、まず、地唄舞踊を3つ考えました。13年前から踊っている『雪』と、20年以上前に創り上げた『葵の上』。そして、道成寺から強い影響を受けてでき上がった『鐘ヶ岬』という演目、この作品は14歳の頃から踊っています。

 日本独特の三味線と琴の合奏でこれらの舞をご覧くだされば、日本の様々な時代と心情を見ていただけると思います。地唄三題は、日本の小さな空間をシャトレ劇場に閉じ込めて、まるで宝石の小箱のような、こじんまりとした空間を創り上げるでしょう。それぞれの時代を経て女方の代表的な舞踊作品として熟成してきたものを、緊密な空間でご覧いただければ幸いです。 

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▲ シャトレ劇場(C)Franck Bohbot

 また『牡丹亭』は、シャトレ劇場がオペラハウスであると考え、オペラ的なものを用意しました。昆劇は東洋のオペラとして成立している中国独特の芸術です。シャトレ劇場で、日本独自の作品と、東洋の代表作である『牡丹亭』の2作品を上演できることを幸せに思っています。


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「坂東玉三郎 公演」概要
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■日程
2013年2月5日(火)~16日(土) 全10回公演

1. 地唄舞
日程 2月5日(火)~7日(木) 1日1回公演(3公演)
時間 20:00開演
演目 『雪(La neige)』
   『葵の上(Le Dit du Genji)』
   『鐘ヶ岬(Le remords)』
出演 坂東玉三郎
料金 25.50~92.50ユーロ

2. 昆劇
日程 2月10日(日)~16日(土) 1日1回公演(7公演)
時間 20:00開演
    ※10日(日)のみ、16:00開演
演目 『牡丹亭(Le Pavillon aux pivoines)』
出演 坂東玉三郎、蘇州昆劇院
料金 25.50~92.50ユーロ


■会場
シャトレ劇場
Théâtre du Châtelet
2 rue Edouard Colonne, 75001 Paris
01 40 28 28 28


■チケット

シャトレ劇場ホームページ(フランス語・英語のみ)より、チケットが購入できます。

※国内販売の予定はありません。
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■公演についてのお問い合わせ
松竹株式会社 演劇部 国際公演企画室 03-5550-1576

2012/11/27