海老蔵、獅童『新橋演舞場 初春花形歌舞伎』への意気込み

新橋演舞場1月公演は、『
新橋演舞場 初春花形歌舞伎』と銘打ち、市川海老蔵、中村獅童をはじめとした花形俳優が揃い、義太夫狂言、世話物の古典の名作、華やかな舞踊、復活狂言と多彩な演目が上演されます。
若さ溢れる話題の公演を前に製作発表記者会見がおこなわれ、市川海老蔵、中村獅童が意気込みを語りました。
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市川海老蔵―――
来年のお正月は、今年に引き続いて新橋演舞場に出演させていただくことになりました。昼の部『口上』では、江戸時代の「仕初式(しぞめしき)」のように「にらみ」をご覧いただきます。『義経千本桜』では、いがみの権太を、『お祭り』では、鳶頭を勤めさせていただきます。
夜の部では歌舞伎十八番の内『七つ面』を舞踊として復活させていただきます。また『弁天娘女男白浪』では弁天小僧菊之助と青砥左衛門藤綱を勤めます。大変な公演になると思っておりますが、ぜひ素晴らしい興行にしたいと思っております。
中村獅童―――
近年、新春は浅草でずっとお芝居に出演させていただいておりましが、今年は演舞場で海老蔵さんとご一緒させていただくことになりました。
昼の部では『義経千本桜』で梶原平三景時を、花形総出演の華やかな『お祭り』では鳶頭を勤めます。そして夜の部では『封印切』の亀屋忠兵衛を初役で勤め、『弁天娘女男白浪』で南郷力丸を勤めます。
若手が非常に多く揃って、華やかな舞台になると思います。歌舞伎ではおなじみの演目、そして判りやすいものが揃っているので、歌舞伎をあまり見慣れていない方にも楽しんでいただけると思っております。
『七つ面』の復活について―――
海老蔵―――
偶然ですが、父もこのお正月に国立劇場で歌舞伎十八番の『象引』を復活上演いたしますが、やはり歌舞伎十八番の演目は市川家の者が復活していかなくてはいけないと思っています。
歌舞伎十八番というと荒事が眼目とされることが多いのですが、二代目團十郎によって初演されたこの『七つ面』は、歌舞伎十八番の中では、もっとも荒事の雰囲気の少ない演目だと思っています。
市川家の「にらみ」には邪気を払うというということもあるのですが、この『七つ面』も、元気になって健康になっていく、というコンセプトで構成しています。七つの面を使い、荒事・男・女・動物・鬼などを踊り分け、早替りなどのケレン味も入れ、お正月らしい舞踊にしたいと思っています。
『封印切』について―――
獅童―――
2年前に『女殺油地獄』を勤めさせていただきましたが、今回また上方の大きな役を勤めさせていただくことになり、とても嬉しく思っています。私の祖先の三代目歌六は上方の役者でもあったので、この時期に、上方のお芝居の雰囲気を勉強したいという希望もありました。
浅草歌舞伎に出演していたときから、毎年お正月から大役を勤めさせていただき、大変幸せなのですが、そのため世の中が明るく盛り上がっている12月が一番神経質になるときなんです(笑)。先輩方によく教わり、上方の匂い、言葉のニュアンスなどをきっちりと勉強して一生懸命勤めたいとおもっています。
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