歌舞伎座ギャラリー「体験空間 歌舞伎にタッチ」展の楽しみ―やってみる篇

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 歌舞伎座ギャラリーで開催中の「体験空間 歌舞伎にタッチ -しる・みる・ふれる・やってみる-」展は、本物の歌舞伎の世界にふれられ、貴重な体験ができると好評です。今回は「やってみる篇」と題して、歌舞伎体験と記念撮影ができるおすすめポイントをご紹介します。

歌舞伎座ギャラリー「体験空間 歌舞伎にタッチ」展の楽しみ 
歌舞伎座ギャラリー「体験空間 歌舞伎にタッチ」展の楽しみ

 歌舞伎座ギャラリーの入り口が、最初の外せない撮影ポイントです。ただの大きな看板に見えますが、実は、歌舞伎座の舞台で定式幕を引いているように見える写真が撮れる“トリックアート”。歌舞伎座の舞台から客席を見るようなアングルになりますので、ポーズを工夫して臨場感あふれる写真を撮ってください。

 中に入って最初に目に飛び込んでくるのは、ライド系一番の目玉、「歌舞伎の馬」です。見事な黒毛の馬に颯爽とまたがって手綱を握れば、気分はすっかり『実盛物語』の斎藤別当実盛です。

 さらに進むと、そこは『鈴ヶ森』の背景から海へと続く、歌舞伎の世界。駕籠や舟に乗って、歌舞伎ワールドの一部になりきってください。奥には、本格的な『寺子屋』の舞台も再現されています。寺子になって手習いをしてみたり、義太夫の太夫になって床に座ったりできます。


歌舞伎座ギャラリー「体験空間 歌舞伎にタッチ」展の楽しみ

 舞台には花道と揚幕も設置されており、舞台の檜板も揚幕も、先代の歌舞伎座で実際に使用していたものです。揚幕を引くときの「チャリン」という独特の音を鳴らし、花道に用意された『白浪五人男』や『藤娘』の小道具を手に、ポーズを決めれば、弁天小僧、藤の精のでき上がりです。

 歌舞伎座ギャラリーの空間にあるのは、すべて本物。本物に直に触れるなど、ほかではなかなか体験できないものばかりです。思い出に残る記念写真を撮りに、ぜひお立ち寄りください。



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2015/05/19