歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人 かぶきびと

ニュース

中村歌昇改め三代目中村又五郎、中村種太郎改め四代目中村歌昇 襲名披露に向けて

中村歌昇改め三代目中村又五郎、中村種太郎改め四代目中村歌昇 襲名披露に向けて

 新橋演舞場「秀山祭九月大歌舞伎」にて、中村歌昇が三代目中村又五郎を、中村種太郎が四代目中村歌昇を襲名します。
 5月6日(金)記者会見が催され、中村吉右衛門、中村歌昇、中村種太郎が襲名披露への思いを語りました。

中村吉右衛門
 吉右衛門劇団のお師匠番も勤めていらっしゃいました中村又五郎のおじ様の三回忌も過ぎ、この度の襲名のお話をいただきまして、とても嬉しく「ああ、これで播磨屋も安泰」とつくづく感じております。

 襲名というのは、ただ名前が変わるというだけではなく、役者が殻を破り新しい面が出てくるといった効果もございます。歌昇さんは、もう既に立派な役者でございますけれども、更に飛躍をして、播磨屋のお師匠番になってくれると大いに期待しております。そして同時に、種太郎さんがお父様の歌昇という名前をお継ぎになります。これからもお父様に厳しくご指導していただいて、もちろん私も見させていただきますが、ひとかどの役者になられることを期待しております。


中村歌昇
 中村又五郎という名前を、三代目として襲名させていただくことになりました。襲名は私一人の力でできることではございません。関係者皆様のお力添え、また諸先輩、二代目又五郎のおじ様のご家族皆様方のご理解があればこそだと思っております。そして吉右衛門兄さんのお力添えがなければ今日この日を迎えることができなかったと思っております。先代の又五郎のおじ様が大事に育ててきたお名前を襲名をさせていただくうえからは、播磨屋の一員としてますます芸道に精進し、播磨屋の芸を身に付け、今後の舞台に一所懸命に取り組んでいきたいと思っております。

 又五郎のおじ様には本当に色々なお芝居を教えていただきました。普段もお優しい方で、ご自宅での厳しいお稽古の後には、よく「ちょっと飲んで帰れ」とお誘い頂いた事も懐かしい思い出でございます。又五郎のおじ様は皆様から尊敬されていた方ですから、そのお名前を継がせていただくという事に、大きな責任を感じております。

 また、倅種太郎と一緒に襲名をさせていただく機会を与えていただきましたことにも深く感謝をいたしております。2人同時の襲名ですから、しばらくは「歌昇さん」と声を掛けられたときは、2人で同時に振り向いてしまうのではないかなと思っています(笑)。


中村種太郎
 この度、四代目中村歌昇を襲名させていただきます。歌昇という名前は、父はもちろんですが、祖父が名乗っていた名前でもあり、とても感慨深いものがあります。

 私が襲名するという話は父から聞きましたが、ちょうど二人でご飯をいただいている時でしたので、最初は冗談ではないかと思いました。しかし、段々と日が経つにつれ、"ああ本当に襲名させていただくんだ"という思が強くなり、今はとても緊張しております。

 播磨屋の一員として、播磨屋のおじ様の芸を継承していくことが自分の使命だと思っています。この襲名を機により一層その気持ちを強め、播磨屋の一員としてますます勉強し精進していきたいと思っております。そして、襲名というありがたい機会を逃すことなく、自分自身結果を出せるように一所懸命に勤めていきたいと思っています。

《襲名披露の予定》

平成23年9月
 東京 新橋演舞場 秀山祭九月大歌舞伎

平成23年10月
 名古屋 御園座 第四十七回 吉例顔見世

平成24年3月
 京都 南座 三月大歌舞伎

平成24年4月
 四国 金丸座 第二十八回 四国こんぴら歌舞伎大芝居

平成24年6月
 九州 博多座 博多座六月大歌舞伎

平成24年7月
 大阪 松竹座 関西・歌舞伎を愛する会第二十一回 七月大歌舞伎

中村歌昇改め三代目中村又五郎、中村種太郎改め中村歌昇 襲名披露に向けて

▲ 写真/松竹株式会社

2011年05月10日

月別ニュース一覧へ
ページの先頭へ戻る