猿之助が「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」アンバサダー就任

左:『黒塚』安達原の鬼女 市川猿之助 右:鬼女の隈取(左)をベースにデザインしたTシャツ

『黒塚』安達原の鬼女の隈取(左)をベースにデザインしたTシャツ(株式会社ユニクロ提供)

 2月16日(月)、ユニクロと松竹による「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」のアンバサダーに、市川猿之助が就任したことが発表されました。

 歌舞伎座オフィシャル・パートナーの一つ、株式会社ユニクロが松竹株式会社と協業、「日本を代表する伝統芸能である歌舞伎を、服を通じて、現代のポップカルチャーとして世界に発信する」プロジェクトが始まり、そのアンバサダーに猿之助が就任、その商品の概要が発表されました。

 ユニクロから2003年に誕生したTシャツブランド「UT」で、日本の伝統文化である歌舞伎を「現代のポップカルチャーとして世界へ広めていく」ために、松竹と猿之助の監修のもと、歌舞伎の衣裳や隈取、澤瀉屋の紋などをモチーフにした商品が、世界中のユニクロ店舗で販売されることになります。デザインは、UTクリエイティブディレクターのNIGO氏で、Tシャツのほかバンダナやトートバックなど多彩なアイテムがそろいます。

 アンバサダー就任を光栄に思うと言う猿之助は、「私もいろいろとアイディアを出させていただきましたが、歌舞伎に伝わる色や文様などを織り交ぜながら、それらが現代の最先端をいくユニクロと手を組むことによって、何か新しいものが発信できたのではないかと思っています。一つのブームが起こるとうれしい。皆様も手に取ってこの商品を感じてみてください」とコメントを寄せました。

 「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」の商品は、3月20日(金)よりフランスで発売をスタート、日本では3月26日(木)から全国のユニクロ店舗(店舗により販売商品は異なる)と、オンラインストアにて発売予定です。今後の展開に、ぜひご注目ください。


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※澤瀉屋の「瀉」のつくりは、正しくは“わかんむり”です。

2015/02/16