新橋演舞場「秀山祭九月大歌舞伎」で三代目中村又五郎を襲名する中村歌昇と、四代目中村歌昇を襲名する中村種太郎が、初代・二代目又五郎の眠る日暮里・善性寺（ぜんしょうじ）を墓参し、襲名への思いを語りました。

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中村 歌昇
　一所懸命に精進し、又五郎のおじ様に怒られないよう舞台を勤めますと、墓前でご報告して参りました。新しい又五郎は良くなったと皆様に言っていただけることが、又五郎のおじ様へのご恩返しになると思います。襲名披露にご一緒していただく諸先輩方、関係者の方々のお力添えに応えるためにも、良い舞台を皆様にお見せしたいと思っています。

中村 種太郎
　襲名は本当に楽しみです。父の歌昇という名を継がせていただくからは、父よりもさらに良い役者になれるように、全身全霊を込め舞台を勤めていきたいと思っています。9月から始まる襲名興行は、自分の存在意義を証明する良い機会にもなると思うので、しっかりお稽古を重ね、自分の気持ちや生き方など、全てが舞台に出るように準備をしたいと思っています。